ブレインストーミングのような生き方をしたい!

ブレインストーミングを授業風景を取り上げていた。
割と知られたアイデアを創出する手法。
意外と面白かった。

偶然みた、再放送にも見入ってしまったほどだ。

スタンフォード白熱教室
第3回「最悪の家族旅行を考える」 講師: ティナ・シーリグ
5月15日(日)午後6時 放送
5月22日(日)0時20分 再放送

創造性とは何かを具体例から考えていきます。創造性の鍵は、常識や思い込みに挑戦することにあります。演習として出題されるのは、最悪の家族旅行を考えること。その最悪の家族旅行を改良し、最高の家族旅行に仕立て直すのです。学生たちは、最悪とも言うべき極端なアイデアの中にこそ、常識を覆す創造の種が内包されていることを身を持って実感していきます。

ティナ・シーリグのスタンフォード大学白熱講義 (DVD付き)

ティナ・シーリグ
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ブレインストーミング。通称ブレスト。
会社に勤めていたときにも、試みたことがあるんだよね。
あまりうまくいかなかったけど。

技術者の間でやってたからだろうか。
つい否定的な意見が量産されてしまう。
無意識のうちに出てしまうのだから、厄介な口だ。

この現象が気になってしょうがなかった。

そういえば、研究者だった頃、
身内間で研究発表してるときも、そうだった。
偏った常識で「無理」と決め付けてしまう、厄介な性格だ。

その根底にあるものは何か…。

頭に浮かんできたのは「受験戦争」という言葉。
誰かを蹴落とさなければ生き残れない、
そんな狭苦しいイメージを伴う、あの焦燥感だった。
ずっと違和感があった。
生きるのは、勝ち負けなんかじゃない。
対立するのは虚しい。

何かを否定しなければ楽しめないの?
もし他人を拒否しながら自己を保とうとしているのなら、
そんな生き方は苦しい。
そう思う。

別にこれはボク個人の話だけじゃなくて、
団体もそんなところが多く見られる。
そんな気がする。

否定するならさ、
常に建設的な目的を伴って欲しい。

この苦しみから抜け出すには、
きっと自らが意識して自覚しなければならないのだろう。
魂を救ってあげなくては、可愛そうだ。

それはもちろん、ボク個人の魂だ。
そして偶然にも、これを見てしまった君の…かも。

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講義の前半の流れ。

1.まず、グループに分かれて、最高の家族旅行を考える
2.次に、同じグループで、最悪の家族旅行を考える
3.最高の家族旅行のタイトルを紙に書き、破いて捨てる
4.最悪の家族旅行のタイトルを紙に書き、隣のグループに渡す
5.その最悪から最高の家族旅行を考え、プレゼンで売り込む

★悪い方が、アイデアが出しやすい
 変なことを考える方が楽しいし、面白い
 気持ちが軽くなり、バカなことを考えてる、あの感覚

分別を取り払って、自分を解放すること…
それが肝なのかも

★最悪から最良への変換はすぐできた
 ここが不思議なところで。

斬新なアイデアのヒントは、
前方(今までの延長の上、常識や思い込み)にあるのではなく、
後方(今までの失敗や非常識なこと)にあったのかも…ね。
灯台下暗し?

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ブレインストーミングのような生き方。

・相手を否定しないでアイデアを膨らませる
 「正しいと思っていた常識」を人に押し付けるんじゃなくて、
 (正しさは、時には相手を傷つけることもあるからさ)
 相手の話に素直に耳を傾けていく姿勢、そして、
 相手を受け入れ、そこから話を膨らませる妄想力。

脳トレも兼ねて、楽しめるような気がしてる。

・最悪は存在しない。すべては可能性の中。
 最悪だと思ってたことでさえも、もしかしたら、
 すべてを受け入れることができるのかも。

スタンドフォードの講義をみて、そう感じた。

プラス思考だとか、マイナス思考だとか。
ポジティブだとか、ネガティブだとか。
あれこれ悩んでたけどさ。

嫌なことも、
そうみえてただけなのかもって。幻のように。

ずっと受け入れられずに、心が拒否してた。
わかってたけど、わかりたくなかった。
受け止められなかった。
気づけなかった。

でも、そこにさ、
別な見方、スパイスを加えてあげれば、
美味しくなっちゃう…のかもって。

その1つが「最悪」。
「否定しちゃダメだ」と悩むんじゃなくて、
もっともっと最悪を考えてあげる。
自分から飛び込んでみる。
現実から離れて妄想力を爆発させていく。
自分の殻、常識の殻が破くように。
そして成長していくために。
不満や不安を勇気というエネルギーに変えて
積極的に生きていきたい。

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講義の後半の流れ。

まず、ファストフードから思いつくキーワードを列挙する

ファストフードの「常識」 → 「誇張」 → 「反対」
 不健康 → 体に毒 → 病気を治す
 低価格 → 無料、店が食べさせてくれる → とても高い
 すぐに、ドライブスルー → 考えただけで出てくる → ドライブイン、ハイキングして行く
 食べ物だけ → テーブルも椅子もすべてが食べ物 → サービスなし
 一般人 → 誰もがそこで食べる → 招待客だけ
 椅子の居心地が悪い → 椅子がない → ベットの上で寛ぎながら
 マスコット → 定員がコスプレ → 雄鶏w
 統一性、チェーン店 → … → 世界に1つだけの店、一生に一度しか入れない

「誇張」と「反対」のキーワードを2つだけ選び、
(時間を決めて)、新しいコンセプトのレストランを考える。

なるほどな、と思った。