面白い♪→夢が見つからない人のためのシンプルな習慣、1日3分「夢」実現ノート

面白い本を見つけました。

一番惹かれた言葉は「夢は探すものではない」ってところ。

この一見逆説的に見えるところが気を引くのかな。

「夢ノート」と近いモノがありました。

※「夢ノート」のつくりかた―あなたの願いが、きっとかなう (PHP文庫) [文庫] 中山 庸子 (著)

こちらは、より男性向き、よりビジネスマン向き、かな。

--- 以下、amazonから。

(夢が見つからない人のためのシンプルな習慣)
1日3分「夢」実現ノート
How to keep your motivation on a very simple way.

岡崎太郎

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1日3分、パラパラ見直すだけ。

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プロローグ

ここに、1枚の給与明細書があります。
ちょっと覗いてみましょう。

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幸せの山と不幸の谷

総支給 14万3280円

いろいろ引かれちゃって、手取りたったの9万8759円。

実はこれ、14年前に僕が20歳の時の給与明細なのですが、手取り9万8759円から当時乗っていたフォルクスワーゲンゴルフのローン2万8000円を引き落とされ、実際の生活費は7万0759円。
いったい、どうやってやり繰りしていたのか、今ひとつ細かい点は思い出せないのですが、そんな21歳の9月の初め。
当時同棲していた1つ年上の彼女に、毎月来なきゃいけないはずのモノが大幅に遅れて……その三ヶ月後、めでたく結婚したわけです。

「結婚は勢い」、ただし問題はその後の生活であります。

親からの資金援助で訪れた新婚旅行先のラスベガスで、この問題はそうそうに影を落とします。

この問題とは「お金」のこと。ラスベガスは貧乏人には冷たい街です。

僕らは、たった100ドル札を握りしめて、スロットマシーンにいざ臨んだわけです。しかし、勝利の女神は微笑むそぶりも見せずに、結果は散々。
あっという間の15分で2人の所持金はゼロ。

ほんと惨めでした。

宿泊は、格安ツアーの格安ホテルということもあって、街の中心へは車で20分は離れている。
他に楽しめそうなアイデアも浮かばずに、時間を持て余しつつも仕方なく、ホテルの部屋に戻りました。
落胆のため息をついたあと、僕は彼女に、
「ねぇ電卓あったよね」「うん」「あと紙とボールペンも!」
そんな感じで、為替計算用に持ってきた名刺サイズのカード型電卓、ホテルの便せんとボールペンを用意すると
「えーと、家賃が3万8000円だよね。車のローンが2万8000円でガス水道電気代が8000円……」
なんて、今後の不安を払拭すべく、生活に必要なお金を書き出しては、電卓にひとつ1つ加えていったのです。

でもそうするうちに、もう途中で、
「こりゃ計算なんて無意味だな。いくらどうやっても生活は不可能だ」
という答えが見えちゃって……。
こんなこと、そもそも結婚前に考えるべきなのですが、検討がないというか、若気の至りでした。

子供が生まれるというのに、この給料ではやっていけない。

ラスベガスから帰国するとすぐに、社長に生活ができない説明と、給与アップのお願いをしたのですが、「お前だけ特例にはできない」と交渉に失敗。
このままでは生活が無理なので退職、従兄弟のお兄さんを頼って転職しました。
転職先は完全歩合給の訪問販売営業。商品は高額健康食品。

とにかくお金が欲しかった。
とてもまっすぐにシンプルに。
スラム出身の「ムエタイボクサー」くらいハングリーでした。

生活していくのに必要なお金を綿密に考えると、気がめいっちゃうから、
「とにかく月100万円の給与があれば、贅沢な暮らしができるよね!」
なんて気持ちを切り替えて。

その日から、
「目指せジャスト100万。ピン札100枚で束になってて、封がしてあって、積んで1cm。いつもいつも、ずーっと100万100万だぁ!」とうなっていました。

そして妄想はいつしか、「英語ペラペラな僕は、自家用ジェットで世界が待ってるぜ、よろしく。純白のメルセデス、プールつきのマンションに、ロレックスは金無垢デイトナで、毎晩毎晩フレンチに高級和食」。
とまぁ、「ベットでドンペリニヨン」な世界まで成長していきました。

今思えば、ただ物欲性欲の妄想を固めた「欲の王様」。

現実的に働いて、お金を稼ぐイメージなんてすっ飛ばして、ただ「贅沢ワールドの妄想」。とてもとても人様に自慢できるものではありませんね。
まぁ正直言って、現実的なイメージなんて描けなかったというのがほんとのところ。
ところが、そんなふうに漠然と100万円をイメージしていただけなのに、転職後たった2ヶ月で給与は100万円になりました。
ものすごい努力をしたかというと、大した努力はした記憶がありません。
ただ、現実した要因を1つあげるなら、ひたすら「俺が王様だ!当然だ!実現するのは当然だ!」と、心底思っていたことぐらい。

ただ想っただけで、それを引き寄せてしまったのです。

こう書くと、「なんだよ、成功哲学かよ!」と思われてしまいそうですが、そう落胆せずに、もう少しおつきあい下さい。
たしかに、「想いが実現をつくる」ことは、いくつもの成功哲学本に書かれています。
しかし、「想い」はつねに揺れていて、ひとところに「安定」しないので、その結果の現象も不安定になってしまうのです。

たとえば僕の場合、1ヶ月だけは100万円の給与を達成したものの、翌月はスピード違反で免許がなくなって営業ができなくなり、月給は最低ラインに逆戻り。
また、商品開発から販売まで、1年かけたプロジェクトが成功した、と思ったのも一瞬。
満足いく売上が計上できたのは、ほんの半年でした。
その後も、昨日は幸せだと感じていたのに、今日の俺はなんで不幸なんだと思うほど、幸せの山と不幸の谷を行ったり来たり。

どうもせっかく実現した「幸せ」な状態が、安定せずに壊れてしまうのです。

「なぜ?」

人生の師匠である、株式会社ココシスの代表、岡部隆司氏に、この「3歩進んで3歩下がる問題」について相談をした時のことです。
僕の話を聞き終えた彼は、
「太郎君は、どんな手帳を使ってるの?」と軽く質問をしてきました。
「えー手帳ですか……システム手帳を使ってますが、使いこなせてないですね。書いたり書かなかったり」
「じゃあ今は?」
「えー、今は書けてないですね」
「あはは、君はそれでよくやってんな」

そう言うと彼は僕の反応を確かめるように一呼吸おいて、もうとっくに冷めた珈琲を口につけると、また話を続けました。

「ほら、願望を紙に書き出して念じれば達成できるなんて、古臭い精神論だと思っている若い人が多いようだけれど、ところがどうして、多くの成功哲学の書にあるように、かなりパワフルだから、疑うよりはまず実践したほうがいいね。なんといっても投資にお金があまりかからないだろ!紙とペンがあればいいんだからね」

そして彼は、僕にニッコリ微笑んでくれました。
僕は、師匠から教えられたことを、あの日から7年間、毎日続けてきました。

その過程でいろんなことを考えました。

「できる」と想えば想うほど、反対の想いである「できない」が大きく成長してしまうこと、計画を立てれば立てるほど失敗してしまうこと、目標がどうにも胡散臭く感じられてしまうこと。
そして幸せについて……

堂々巡りの議論を、何十人もの人と何百時間も話した結果が、今回紹介したい内容なのです。

「夢の正体」は?

多くの自己啓発の書には「夢」の重要性が書かれています。
ですが、夢のない人、夢を失くしてしまった人は、どうしたらいいのでしょうか?

正直言うと僕にとっても、
「夢ってなんだろう?」てな感じが、ほんとのところです。
たしかに子供の頃は、「漫画家になりたい」「映画をつくりたい」なんて夢を持っていました。

でも大人になってふと考えてみると、いったい夢の正体とは何なのか?
そんな屁理屈をコネてしまう自分がいるのです。

たとえば、「夢は世界の平和です」なんて胸は張れませんし、思えません。
そんな冷めている自分がいるのです。

「平和世界」は最も大事なことの1つだけど、今の安全な日本に住んでいる僕には、リアルに感じることができないのです。

ある日、突然ガビーンと「天啓」のように、「夢」が降ってくれればお手軽ですが、
そんなもの待っていても、死ぬまで降ってこないかもしれません。

夢は探すものではない

揺るがない夢を持っている人は、それだけで8割は成功したも同然です。
ただし、夢がない人、ほんとの夢だと感じられない人にとって、日々の生活はどうしたらいいのでしょう。

夢がないから、目標がない。

すると、日々の生活は無意味なモノになっちゃうのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
夢や目標なんてなくたって、いろんなことが日々の生活の中で起こり、僕たちはそのたびにいろんなことを考え、想っているのです。
たとえば、雑誌に載っているリゾート特集を見れば、その地に行きたいと想うでしょう。
ほらっ、夢なんてなくたって「行きたい」、つまり「やりたい」と想うわけです。
同じように、素敵な人に会えば、その話し方や身なりに憧れるのは当然です。
こんなふうに、小さな欲求は日々たくさん生まれているのです。
問題は、その想いをすぐに忘れてしまうこと。

これが最大のヒントでした。

まず、行動と想いを「記録する」ことから始めたのです。
夢とは呼べなくても、「自分がやりたいこと」は明確にできます。
そして、経済的な満足と、心の満足の両立は可能です。

もっと圧倒的に幸せな選択をテイクできるのです。

「夢はない」というあなたに向けて「これ以上遠回りをしないで、実現したい人生をつくる方法」を書きました。
心から実現した目標を明確にするための実践法です。
夢や目標が見つからない、アイデアが湧かない、すぐに自信を失くしてしまう、毎日が忙しすぎて、自分の人生を考える余裕がないと言う人にこそ、活用してもらいたいツールなのです。

今日からでも簡単にはじめられ、しかも毎日がますます楽しくなることを保証します!
テレビショッピングのセールストークのようですが、ほんとです(笑)。

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目次

プロローグ
・幸せの山と不幸の谷
・「夢の正体」は?
・夢は探すものではない

第1章 夢や目標があなたの成功を阻んでいる!
・「金メダル」
・「夢」をカン違いしていない?
・おーい、初心はどこへ行った!
 コラム 人は恐ろしいほどに忘れる
・圧倒的に幸せな選択とは
・願いがかなわない理由
 コラム 不安も現実化する
・スケジュールがあなたを苦しめている!
・あなたの努力はカラ回りしている!

第2章 想いを「記録」するモチベーションノート
・究極の手帳とは……
・効率的な仕事の進め方とは?
・計画なしから始める
・「予定」と「記録」を切り離す
・予定・目標管理は効率的で負担のない方法で
・想いを残し、心にスイッチを入れる
・夢に魂を込める

第3章 「記録」で本当のあなたが見えてくる
・さあ、「記録」を始めよう!
・ヒント1 いいことだけを書こう!
・ヒント2 のびのび書こう!

1.行動記録
−予定と行動を切り離す
2.またまた強く心に想ったこと
−純粋で素直な想いを残す
 コラム 「こうなりたい」を明確に!
3.今日よかった出来事
−幸せの幅がグッと広がる
4.タスクチェック(未決タスク・解決策)
−心の重荷をとる
・不安は明確にした瞬間から解決に向かう
・不安の発見と解決策はワンセット
5.今日ひらめいたアイデア
イデアを貯金する
6.連絡事項
−やり残しを防ぎ、ストレスを軽減する
7.情報メモ
−好奇心を増幅させる
−「自分のテーマ」が見えてくる

第4章 「記録」からあなたの人生を創り上げる
モチベーションシートを反芻する
?「行動記録」を転記する
−行動記録からあなたの本音が見える
・人間関係マッピング
?「またまた強く心に想ったこと」から転記する
−何度も顔を出す願望こそが本音だ
?「今日ひらめいたアイデア」「情報メモ」を転記する
−情報の引き出しを増やす
・企画や会話のネタが盛りだくさん
・人が触媒になる
 コラム 人脈メンテナンス
  ・1本の電話
  ・名刺管理

第5章 「記録」の効果を発揮させる心構え
・「今」以外のいつを生きる?
・まずは記録の習慣を身につける
・思わぬチャンスに巡り合うには
・時間を取り戻す
・モチベーションを低下させる本当の理由
・自分が本当に大切にしたいことは?
・決断は勇気を持って
・「知らない」「わからない」だから不安になる
・人間の幅はスコーンと伸びる
・情報アンテナを張る
 ?1本屋でキーワード集め
 ?2新聞で数字ネタの蓄積
・つねにチャンスをつかめる状態でスタンバイ

第6章 落ち込んだ時の処方箋
・自信は、突然、圧倒的に失くす
・「いい気持ち」はあとから何度でも蘇らせる
・最も信じられる相手
・人生の波にのまれた時には目線を上げろ

エピローグ

カバーデザイン/川島進(スタジオ・ギブ)
本文イラスト/川野郁代

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第1章 夢や目標があなたの成功を阻んでいる!

「金メダル」

テレビで、「夢はオリンピックで金メダルです」
と、ピュアに答えちゃう水泳選手に、なんの違和感も感じません。

でも、

就職面接で「あなたの夢を教えて下さい?」なんて、質問がよくあるじゃないですか。
すると、その質問に「待ってました!」と言わんばかりのいいタイミングで、「ハイ。わたしの夢は社長になることです」なんて答えちゃうじゃないですか。
そんな時です。
意地悪だけど、ハキハキくっきり答える学生に対して、つい「それ本当に思っているの?」なんて具合に、違和感を感じてしまうのです。
まるで、趣味は?と聞かれて「映画鑑賞」と答えるくらい、取ってつけたような感じがするのです。

そういえば以前も「君の夢は何ですか?」との質問に、
「ハイ!スポーツチームのオーナーになることです」
と、明朗に答えた男性がいました。
なかなかどうして、立派な夢に聞こえますね。
でも僕は、やっぱりなんとなく、胡散臭いと感じてしまうのです。
夢というものは、どうも口にした瞬間に、胡散臭くなるというか、チープになっちゃう厄介なモノなのかもしれません。
おかげで聞いてるほうも、なんとも気恥ずかしさを感じてしまいます。

「あなたの夢は?」と聞かれる学生の夢の半分以上が、面接用に用意した答えだと思ってしまうのは大げさでしょうか?

そもそも、「夢」を他人に話す義務も義理もないわけですし、それこそ短くコンパクトに言うのは難しいことです。
反対に、心から自分の夢だと思えている人にとって、「その夢」はまぎれもなく「夢」であり、他人が「そんなの夢じゃないよ」と言うのは余計なお世話です。
その人にとって、その夢は絶対的な夢なのです。

しかし夢のない人、持ってない人にとって「夢」は少々厄介です。

先輩から「夢は何?」と聞かれて、正直に「ありません」なんて答えようものなら、「それじゃダメだ」と一蹴されて、「いいかい。ひと言でハッキリと簡潔に」と、小1時間の説教は覚悟しなければいけません。
幼い頃にはあったはずの夢なのですが、失くしてしまった現在、夢とは一体どんな感じであったのかも思い出せないほどです。

少し考えてみましょう。

夢と目標は、ある部分イコールであり、ある部分はイコールではありません。

今年の目標は「ハワイに行くこと」とは言っても、私の夢は「ハワイに行くこと」とは言い換られません。
つまり夢と目標は「完全イコール」ではないのです。

また「欲しい」と「夢」も、ある部分イコールであり、ある部分はイコールではありません。
「ノートパソコン」を買うことは目標かもしれませんが、間違っても夢とは言いません。
しかし、「フェラーリに乗ること」は夢と言ってもいいような感じがします。
簡単には買えないような高級品を買うのなら、夢と呼んでもいいようです。
正確には、金銭的な高い低いが問題ではなくて、難易度の高い低い、現実性の高い低いが問題なのです。
また、この理屈は職業にも当てはまります。
「大きくなったらパイロットになる」は夢であっても、「サラリーマンになる」では夢がないと思われます。

どうも僕たちは、努力に努力を重ねて、ようやくつかみ取るモノでなければ、夢とは呼んではいけないと、思い込んでいるようです。
たしかに、「オリンピックで金メダリストになる」は最高の夢であり、最高の目標です。
しかし、代表選手の選考会に残るほどの選手ならまだしも、35歳になる僕が、柔道

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エピローグ

「夢の正体みたり」

僕自身が絶対的な夢を持っていない。
そんな理由から、10年間たくさんの人に「あなたの夢は?」と尋ねてきた。

そんなある時、どうも夢には分類があることがわかってきた。

たとえば、「億万長者になりたい」はお金の分類に整理されるし、「将来は外資系企業に勤めたい」は仕事の分類に整理される。

はじめの数年は、数十種類に分類されると思っていたのだが、今回執筆にあたって整理してみると、「自分」「お金」「モノ」「知性」「体験」「仕事」「健康」「人間関係」「愛」の9種類に分類されることがわかった。

ちょうどどんなことを考えていた時に、「ハイパーまんだら日記」の佐藤ひとしさんと英光舎代表の松浦英行さんから「マンダラは9つの要素から構成されている」という情報をいただいた。

ストライクアウトの的のように、縦3列横3列9つの正方形のマスで構成した表を思い浮かべて欲しい。
その9つのパネルそれぞれに、夢の分類を当てはめていく。

この表の一番良いところは、中心があること。

この中心には自分が入る。
夢でいえば「将来の自分像」「優れた人間性」「誠実で正直な人間になりたい」「温和で心静かな人格」等、「どうありたいか」が収まる。

さて残りのパネル(マス)にも分類を置いてみよう。

順番にはあまり意味がないのだが、「自分」の真下に「人間関係」を置き、ちょうど「の」を書くように右回りに「お金」「モノ」「知性」「体験」「仕事」「健康」「愛」と置いてみて欲しい。

もし順番が気に入らなければ、好きに置き換えてみても構わない。

気がついて欲しいのは、この9つのパネルそれぞれに目標が収まれば、とてもバランスがとれるということだ。
ぜひモチベーションシートに記録した日々の情報を、このパネルに分類してみて欲しい。今まで見えなかった夢の正体のアウトラインが、見えてくるはずだ。

パネルテーマごとに、質問を用意してみたのでぜひ答えてみて欲しい。

「人間関係」の分類
1.築きたいあるべき家庭の姿
2.知りたい人のリストアップ
3.築きたい人間関係のあり方
4.会ってみたい有名人のリストアップ
5.それぞれが信頼しあった時のイメージ

「お金」の分類
1.一生涯かかって稼ぐお金はいくらですか?
(日本人の生涯賃金の平均は2億円)
2.60歳までに貯蓄はいくら欲しいですか?
3.10年後の年収はいくらですか?
4.子供にお金は残したいですか?
5.どういう種類の収入ですか?

「モノ」の分類
1.家(形態、場所、広さ、機能、価値)
2.車の種類(車名・年式、色、台数)
3.服装・靴
4.時計
5.家具

「知性」の分類
興味のある分野をリストアップする
一生かけて読む本の冊数
趣味の分野で挑戦したいこと
芸術の分野で挑戦したいこと
専門の研究分野で挑戦したいこと

「体験」の分類
1.行ってみたい場所(海外・国内)
2.手にいれたい名声や賞
3.住んでみたい場所(海外・国内)
4.やってみたい趣味や経験や気持ち
5.ほめられたいこと

「仕事」の分類
1.働いてみたい会社のリストアップ
2.後世に残る仕事をイメージする
3.多くの人に必要な仕事をイメージする
4.何歳まで働くのか?
5.いったん、報酬と切り離してやりたい仕事をイメージする

「健康」の分類
1.体力・自己管理
2.何歳まで健康でいたいか?
3.どんな種類のスポーツをしたいか?
4.適正な食生活
5.必要な睡眠時間

「愛」の分類
1.世界平和について自分ができることを考える
2.一番大切にしたい人のことを考える
3.公共の幸せを考える
4.志が儀に沿っているかを考える
5.どうしても許せないことを考える

「自分」の分類
1.どんな人間になりたいかを考える
2.信頼に足る行動や発言とか
3.憧れの人物のことを考える
4.自分の伸ばしたい能力をリストアップする
5.明るく笑顔あふれる自分をイメージする

「お金」「モノ」「体験」「人間関係」の質問には、比較的答えやすいと思う。
それは形があるからだ。
答えやすいものから答えてもらって結構。
大切なことは素直に正直に、形や聞こえのよさにとらわれず、自分のイメージで即答して欲しい。
日本に住み続けるという条件が変われば、答えは大きく変わるかもしれないし、今はまだイメージできない質問もあるかもしれないが、それはそのままで構わない。
それでもざっと答えてみてどうだろう?

驚くほどイメージが明確になったはずである。

さてあなたの心はどうだろう?夢にワクワクしているだろうか?
ところが意外とワクワクしない。
これが正直なところではないだろうか?
左脳的なアプローチで自分の深層心理を探ったからかもしれない。
まるでコンピューター占いのプリントアウトされたレポートを読んでいるようかもしれない。

しかし「がっかり」するのはまだ早い。

とにかく方向性が見えただけでも進展はあったのだからよしとしよう。
間違っても、まだ「しっくりこない」ことを理由に、夢の内容を探り続けるのはやめて欲しい。
ぜひ勇気を持って、目指す方向に足を出して欲しい。

夢を推進される最大の力は情熱だ。

どこか冷めている自分が一番の問題なのである。
そんな湿気ている状態では、どんな大きく魅力的な事でも「自分の夢」とは思えない。
自分さえ信じていないのだから、他人が手助けしてくれるはずもない。
他人を蹴落としてでも登りつめてやるなんてハングリー精神は、とうの昔に失くした日本人。
「夢はなんとなくあるけど……夢なのかなぁ」
なんて、煮え切らない状態から抜け出すために、情熱を取り戻すのだ。

最後に、情熱を取り戻す処方箋を記しておく。

1.体を動かす
情熱を取り戻すには、まず体を動かすこと、行動することである。部屋でネット検索に勤しむより人間に会いに出かけること。興味が少しでもある場所に行ってみること。初めてのことに果敢に挑戦すること。そして、できるだけ本物に出会おうと意識すること。

2.自立すること
依存している部分からスッパリと決別すること。過保護な状態からまず抜けることで情熱のスイッチが入ります。

ゴールを目指すには、今の場所から離れなければたどりつけません。一番依存している部分を手放せば、次の扉が自動的に開きます。

3.しっかり休養をとる
心が汚れていたり、すさんだ心には情熱は宿りません。しっかり休養をとることで、焦らず他人の目を必要以上に気にしないこと。怒り・恐れ・疑い、そして憎しみという心の汚れを洗い流し、心身ともに鋭気を養うのです。

4.感謝
感謝の心を忘れないこと。夢の先にあるイメージには「感謝」なのです。家族に仲間、そして時の運。そのすべてに、ただただ感謝してしまうほど、圧倒的な感謝で心が満たされるのです。
最後は感謝。つまり成功のイメージとは感謝なのです。だから最初から感謝して感謝しまくるのです。

5.大事な人をはっきりさせる
人間は一人では生きていけません。多くの人に助けてもらいながら生きているのです。そういう意味では、あなたとかかわりを持ってくるすべての人が大事な人といえます。しかし、その中でも一番大事にしたい存在は誰なのかをはっきりさせると、体にパワーがみなぎります。

6.志
大きな志の旗を掲げるのです。自分だけでなく、自分の家族だけでなくもっとたくさんの人を幸せにするという大儀を掲げるのです。最初は半信半疑かもしれません。しかし想いを続けるのです。必ず心がじいじりと反応してきます。

7.探求心の炎を絶やさない
人生をもっと有意義なモノとするためにどう生きるか?この答えに妥協せず、探求し続けると決意するのです。まだ「らっきょうの皮むき」の1枚目かもしれません。しかしむき続けるのです。果てしないと思えるこの挑戦に向かい続けるのです。

夢と情熱、この2つが揃えば、圧倒的にスピードで夢が実現し始めます。常識では不可能と思えることが、バンバン達成し始めます。他人の過去の失敗は、あくまで他人の失敗。あなたとは関係あるようで関係ないのです。
自分を信じて、諦めずにまっすぐに突き進んで下さい。

ジャマイカ還り博多在住 岡崎 太郎

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モチベーションシートとグルーピングリストがダウンロードできちゃう!
http://www.forestpub.co.jp/taro

岡崎太郎 ●おかざきたろう

1970年生まれ。1088年、福岡県立直方高校普通科卒業後、いくつかの職業を経て、24歳のときに通信販売事業の立ち上げに従事。知識も売上もまったくのゼロから2年間で月間売上1億円を達成。その後も数々のヒット商品を開発販売し、コンセプトからデザインネーミングにいたるまで直接開発した商品は30を越える。現在は通信販売の経験を活かした実践コンサルティングと顧客管理向けのシステム開発を展開中。ほぼ日刊のメールマガジンの執筆、全国各地での講演活動なども精力的に行っている。著書に『売れるしくみはこうつくれ』『儲かるしくみはこうつくれ』『こうすれうば劇的に売れるよ』(いずれもインデックス/コミュニケーション社刊)。

URL: http://www.it1616.com/
Mail; okazaki@itm.ne.jp

夢が見つからない人のためのシンプルな習慣
1日3分「夢」実現ノート
2004年11月19日 初版発行

「夢や目標が見つからない…」
「アイデアが湧かない」
「自信をすぐに失くしうてしまう」
「忙しすぎて自分の人生を考える余裕がない」
そんなあなたによく効きます!

ISBN4-89451-180-0
フォレスト出版
定価 本体1400円+税

--- その他、ブログ

夢が見つからない人のためのシンプルな習慣 1日3分「夢」実現ノート / 俺と100冊の成功本 聖幸 (2004年11月14日 23:55)

本書では、「モチベーションシート」という独自フォーマットのA4サイズのリフィルを活用することを提案しています。そのモチベーションシートには「計画」は記入せず、「記録」と「想い」を記録する。記録と想いを一定期間書き続けることにより、自分のやりたい事や夢が明確化するそうです。このときのヒントは「いい事」だけを書くことだそうです。

実は後々それが役に立ちます。

その後一定期間(例えば一ヶ月)経過したら、3×3のマトリックスが書かれたグルーピングリストに整理する。(グルーピングリストはマンダラートみたいな感じ)

第六章の「落ち込んだときの処方箋」が非常に参考になった。落ち込んだときには、このモチベーションシートを見直すと回復するという話。それもそのはず元々「いい事」しか書いてないからそれも当然。見直すと「なんだ、俺っていい事ばかり起こってるじゃん」と思って回復するそうです。

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『夢が見つからない人のためのシンプルな習慣 1日3分 自己啓発本・成功本研究所〜チェンジ自分!!〜 2009-06-21

世の中では「夢は大切、夢を持とう」と当り前のように言われますが実際に夢といっても夢を見つけること自体が難しく夢を持つことが前提の本も多いのでとても魅力的でした。

モチベーションシートで重要な部分は

PLAN(計画・目標設定)
⇒DO(行動)
⇒CHECK(反省)
⇒ACTION(改善)
上記のように普通なら計画をして実行に移すところを

DO(行動)
⇒CHECK(反省)
⇒ACTION(改善)
⇒PLAN(計画・目標設定)
まず行動をおこすことで計画倒れになるのを防ぎます。

まず計画!」と考えて計画を立てるのですがその後計画通りに行動することはほとんどありませんでした。先に行動し行動を記録していくことで自分に言い訳の時間を作らずにすみます

月に1回程度モチベーションシートを見直し「グルーピングリスト」という9マスのシートに書き出すことで本当にしたいこと、自分の願いなどが再確認することができます。

第6章の落ち込んだ時の処方箋で落ち込んだ時、マイナスのループに入る前にモチベーションシートのよかったことややり遂げたことを読み返そうと書いてあります。