米空港での検査…「全身ボディチェック」?それとも「全身透視スキャナー」?

テレビで報道されてた空港での身体検査の話。

スーパーJチャンネル(テレビ朝日) 010年12月24日(金)16:53〜19:00

テロ未遂事件が相次いだため、2009年12月から空港の身体検査を厳格化。

200912

印象としては、検査はねちっこくて始末が悪い。

中途半端で本当にテロを防げるのかって疑問も。

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アメリカの空港で行われてる身体検査。

金属探知機に引っかかった場合、2つのどちらかを選択。

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選択肢1: 全身ボディタッチ

胸の谷間から股間付近まで、全身をくまなく触られる。

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ある男性は股間まで触られたとか。丹念に触られた人も。

 ヾ(- -;) マテ

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「子供までベタベタ触られたわ」

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子どもの上半身の服を脱がされた映像がYouTubeに流されたとかで非難殺到。

…。

選択肢2: 全身スキャナで裸をさらけ出す。

通常はこっちらしい。

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股間までスケスケになっててビックリしました。

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こんな感じ。 X線なので白黒。

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「これじゃまるでストリップじゃない」

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怒ったアメリカ人たちは抗議デモ。

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「あそこを触らないで」(Don't Touch my Junk.)

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ポルノ大国の人ですら「これじゃまるでポルノじゃない!」と。

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いや、これどうやら他人事じゃないらしいんです。

日本でも国土交通省が今年7月〜9月にボディスキャナーの実証実験を実施していたんだとか。

 Σ(- -ノ)ノ エェ!?

空港が望めば、いつでも導入可能!? 検討中…

…嫌だな。 これも。

妊婦さんとかは、どうするんだろ?

そいで、今注目してるのは、このパンツ

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値段は$19.84(約1,600円)(2010/12/26)

ロッキー・フラッツ・ギア社(米)(Rocky Flats Gear)が開発&販売されている特殊な下着。

アメリカの主な空港ではテロ未遂事件が相次いだため身体検査を厳格化。金属探知機に引っかかった場合、全身触る検査と全身透視スキャナーの選択を迫られる。これを受け身体検査の厳格化に反対するデモが発生。 コロラド州にある会社が開発した「メンズ・プライバシー・ブリーフ」は透視装置から大事な部分を隠してくれるという。 日本でも国土交通省が今年7月?9月にボディスキャナーの実証実験を実施している。 アメリカで人気の「特殊パンツ」は大事なところが8枚の層になっていて、それが放射線を通さず中が透けずに上から防御される。 (livedoorニュースより)

股間や乳首を守ってくれる「X線遮断下着」がバカ売れらしいって所。

全身透視スキャナーもこれで安心、放射線をブロックする下着を開発 / AFP BB NEWS 2010年11月25日 12:36 発信地:ニューヨーク/米国

【11月23日 AFP】(写真追加)全身透視スキャナーで文字通り丸裸にされることを心配する搭乗客に、心強い助っ人が現れた。「抗放射線下着」だ。 米コロラド(Colorado)州のロッキー・フラッツ・ギア(Rocky Flats Gear)社が開発した男性用および女性用下着は、股間などの「大事な部分」に「いちじくの葉」が縫いつけられている。同社によると、この葉の部分は「自然放射線と人工放射線の両方をブロックする」素材で作られている。 全米の空港で導入が進む全身透視スキャナーについては、プライバシーの侵害だとして、米運輸保安局(Transportation Security Administration、TSA)に対する批判が高まっている。スキャナー検査を拒否した乗客には念入りな触診が行われることになっているが、先日、「俺のジャンク(性器)に触るんじゃねえ」と触診を拒絶した男性の動画がユーチューブ(YouTube)に投稿され、男性が英雄視されるという出来事が起きている。 TSAは、全身透視スキャナーはテロ対策として不可欠であり、健康リスクもないと説明している。(c)AFP

「放射線をブロックする」下着、米企業が開発 / ロイター 2010年 11月 24日 17:37 JST

[リトルトン(米コロラド州) 23日 ロイター] 米コロラド州のロッキー・フラッツ・ギアが23日、同社が開発した「放射線をブロックする」下着を披露した。 同社のローレンス・ジョンストン氏は、下着に縫いつけられているアップリケの部分に放射線をブロックする効果があると説明。空港に導入されているボディースキャナーなどに有効だという。

下着全部が見えなくなるんじゃなくて。

股間部分だけが「葉っぱ」マークで隠される仕様みたいです^^

日本ではまだ売ってみたいなんですが。

そのうち流行るかもしれません。

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FAQ:米空港の全身透視スキャンとボディチェック--旅行前に疑問を整理 (1/4) cnet Japan 文:Declan McCullagh(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年12月1日 07時30

米運輸保安局(TSA)の新しいセキュリティ手順には、全身スキャナとTSAが遠回しに「強化された」ボディチェックと呼ぶ検査が含まれている。この手順は、TSAが米連邦政府の中でも特に非難を浴びている機関であるとの評判を固めるものとなった。 TSAはこの数週間、10年近く前に同局の設立に満場一致で賛成票を投じた一部の政治家から非難されている。TSAの検査官はSaturday Night Liveの出演者から嘲笑され、グラミー賞を受賞したミュージシャンのSteve Vausから歌の中でからかわれたほか、アニメ動画でパロディーのネタにされた。 では、新しい規則自体はどのようなものなのだろうか。特に、普段あまり飛行機には乗らないが、休暇中に米国旅行に行こうと地元の空港に向かう準備をしている読者に説明するために、以下のFAQリストを作成した。--休暇期間中に飛行機を利用しようと考えているが、どのようなことを予期しておけばよいのか。 それは利用する空港によって異なる。全身スキャナはすべての空港に設置されているわけではない。しかし、TSAを支持する米連邦法の制定によって、同局はこれまでに約400台の全身スキャナを購入し、米国内の約70の空港に設置している。とはいえ、セキュリティチェックポイントは合計で約2100あるため、80%のセキュリティチェックポイントには全身スキャナがない計算になる(これは全身スキャナがないチェックポイントの割合であり、乗客の80%が全身スキャナによる検査を受けないという意味ではない)。 ほかにも注意すべきことがある。米CNETが聞いた話では、既に全身スキャナを導入しているワシントンダレス空港やサンディエゴ空港でさえ、常に全身スキャナを使っているわけではないという。特に乗客数の多いときには、TSAは空港監督者が全身スキャナの代わりに金属探知機を使うことを認めているようだ。TSAは詳細について語ることを避けるのが普通で、同局の手順は「予測ができないように設計」されていると話すに留めている。

米運輸保安局(TSA)の新しいセキュリティ手順には、全身スキャナとTSAが遠回しに「強化された」ボディチェックと呼ぶ検査が含まれている。

グラミー賞を受賞したミュージシャンのSteve Vausから歌の中でからかわれたほか、アニメ動画でパロディーのネタにされた。

全身スキャナはすべての空港に設置されているわけではない。しかし、

特に乗客数の多いときには、TSAは空港監督者が全身スキャナの代わりに金属探知機を使うことを認めているようだ。

FAQ:米空港の全身透視スキャンとボディチェック--旅行前に疑問を整理 (2/4) cnet Japan 文:Declan McCullagh(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年12月1日 07時30分

--どの空港が「全身透視」スキャナを使用しているのか。 2週間前の時点でのリストはこちらから閲覧できる。ただし、このリストは不完全なものである可能性があり、導入されたスキャナが使われていない場合も考えられる。リストに含まれている空港はボストン、ボルティモア、シカゴ、クリーブランド、ダラス、デトロイト、ヒューストン、カンザスシティ、ラスベガス、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、オークランドピッツバーグ、サンディエゴ、サンフランシスコ、シアトル、ワシントンDCなどにある。--新しい手順はどのようなものなのか。 TSAは米国時間10月28日、たった1段落の簡潔なメモの中でその手順を発表した。そのメモでは、「米国中の空港で新しいボディチェック」が実施されることが旅行者に伝えられたが、詳細な情報は含まれていなかった。TSAが慎重を期して「強化されたボディチェック」と呼んでいる検査では、検査官が指と手のひらで身体をくまなく触れて検査する。場合によっては服の上から性器に触れることもある。--「強化されたボディチェック」を受ける人はどのような基準で選ばれるのか。 この強圧的で警察スタイルの身体検査は、次の2つの条件のいずれかに該当する人に対して行われる。1つは乗客が全裸に近い画像を出力する全身スキャナによる検査を拒否した場合で、もう1つはスキャナまたは金属探知機を使用する検査官が不審なものを発見した場合だ。つまり、全身スキャナによる検査を受けることでボディチェックを回避しようとしたものの、ポケットから取り出すのを忘れていた無害なものがモニタに表示された場合、全身スキャナとボディチェックの両方を受けることになる可能性がある。--このボディチェックはどのように行われるのか。 TSAは「ボディチェックは乗客と同性の検査官によって実施され、乗客にはいつでも1人の同伴者とともに内密に検査を受ける権利がある」と述べている。また「特別な検査」が必要な12歳以下の子供は「通常とは異なるボディチェックを受ける」とTSAは述べているが、詳細は明かしていない。「すべてのセキュリティ担当者には最高レベルのプロ意識が求められている。尊厳と敬意を持ってすべての乗客に対応することがわれわれの目標だ」。TSAの責任者John Pistole氏は先週、CBS Newsに対し、このように話している。

リストに含まれている空港はボストン、ボルティモア、シカゴ、クリーブランド、ダラス、デトロイト、ヒューストン、カンザスシティ、ラスベガス、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、オークランドピッツバーグ、サンディエゴ、サンフランシスコ、シアトル、ワシントンDCなどにある。

場合によっては服の上から性器に触れることもある。

TSAは「ボディチェックは乗客と同性の検査官によって実施され、乗客にはいつでも1人の同伴者とともに内密に検査を受ける権利がある」と述べている。また「特別な検査」が必要な12歳以下の子供は「通常とは異なるボディチェックを受ける」とTSAは述べているが、詳細は明かしていない。

FAQ:米空港の全身透視スキャンとボディチェック--旅行前に疑問を整理 (3/4) cnet Japan 文:Declan McCullagh(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年12月1日 07時30分

それは理論であり、表向きの説明であって、現実はそのとおりにはならないこともある。これまでにも、元がん患者のミシガン州の乗客が手荒なボディチェックを受けた際、身につけていた人工ぼうこうから漏れた尿にまみれた状態で放置されたケースや、泣き叫ぶ3歳の子供が空港の検査官から厳しく扱われたケース、ある女性ブロガーが事前説明なしに陰部を手で触れての検査を受けた後で、「性的暴力」を受けたと報告したケースがあった。--これらの新しい後方散乱X線スキャナは安全なのか。 それは誰に尋ねるかによって答えが異なる。米政府は11月のブログ投稿の中で、「この問題は何年間にもわたる広範な調査を実施済み」であり、調査を担当した複数の政府機関はこれらのX線放射について完全に安全であると結論づけたと述べている。 カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の生化学および生物物理学教授で、米科学アカデミーのメンバーでもあるJohn Sedat氏は11月、米CNETに対し、米政府のその主張には「多くの誤解が含まれており、われわれは政府の誤りを指摘する回答を慎重に書く予定だ」と述べた。Sedat氏とほかの3人のUCSF学部メンバーは4月、米政府の科学顧問であるJohn Holdren氏に書簡(PDF)を送っている。コロンビア大学放射線生物物理学教授であるDavid Brenner氏も、TSAの主張は科学雑誌に掲載されるような、同分野の専門家によって評価される独自調査に基づいていないと述べ、同様の懸念を表明した。 皮膚がんにかかったことがある人や、自分が電離放射線の突然変異を誘発する効果に敏感かもしれないと考える理由のある人は、全身X線スキャナによる検査を選択する前に医師に相談した方がいいかもしれない。--全身X線スキャナはスキャンした全身画像を記録できるのか。 TSAは記録できないと述べている。スキャナの製造元であるRapiscanも同様だ。同社は先週、「弊社のシステムで保存やアーカイビングを行うことは不可能だ」と話した。

ある女性ブロガーが事前説明なしに陰部を手で触れての検査を受けた後で、「性的暴力」を受けたと報告したケースがあった。

FAQ:米空港の全身透視スキャンとボディチェック--旅行前に疑問を整理 (4/4) cnet Japan 文:Declan McCullagh(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年12月1日 07時30分

しかし、電子プライバシー情報センター(Electronic Privacy Information Center:EPIC)が米情報公開法(Freedom of Information Act:FOIA)を通じて入手した文書によると、TSAの購入仕様書はRapiscanのスキャナが画像をUSBドライブに保存できることを要件に挙げているという。70ページのTSA文書(PDF)は、「セキュリティに関する機密情報」に分類されるもので、同スキャナはテストモードで「画像データをリアルタイムでエクスポート可能」でなければならず、コンピュータネットワーク経由での「画像データの高速転送」のメカニズムを提供する必要があると書かれている。--全身X線スキャナに効果はあるのか。 Pistole氏は先週、CNNに対し、全身X線スキャナならAbdulmutallab被告を捕まえられていたと思うと話した。Abdulmutallab被告はクリスマスに爆弾を爆発させようとして失敗した人物で、下着にPETN爆弾を隠していた容疑で起訴されている。「確かにできたと思う。そのようなものを発見する上で最高の機会を提供してくれる。強化されたボディチェックを行わなければ、発見できないのは明白だ」(Pistole氏) しかしCBS Newsが報じたように、Al Qaedaのメンバーは1ポンド(約0.45kg)の爆薬(と起爆装置)を直腸に挿入し、空港のセキュリティチェックポイントを通過することに成功した(暗殺計画は未遂に終わっている)。そのような脅威をTSAの新しい手順によって見つけることはできないだろう。 「これからは身体の穴を使うようになる。それは間違いない。テロリストはそうした手段を使うことを厭わない。TSAが現在使っている機器では、そうした侵入や脅威を検知できないだろう」。フロリダ州選出の共和党下院議員で、2011年に重要な運輸委員会を率いる予定のJohn Mica氏は先々週、Fox Businessでこのように述べた(これを受けて、既に肛門の検査に関するジョークが出てきている。元共和党上院議員のRick Santorum氏は、それがTSAの「次の一手だ」と予言している)。この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

しかしCBS Newsが報じたように、Al Qaedaのメンバーは1ポンド(約0.45kg)の爆薬(と起爆装置)を直腸に挿入し、空港のセキュリティチェックポイントを通過することに成功した(暗殺計画は未遂に終わっている)。そのような脅威をTSAの新しい手順によって見つけることはできないだろう。

既に肛門の検査に関するジョークが出てきている。 ヾ(- -;)