なぜ格差社会を問題にするのか? その裏に潜む思考。
「格差社会」が広がるのは、社会的な問題だと思ってました。
でも、なぜこんなにも「格差社会」という言葉が広がってきたのでしょうか?
誰が仕組んだかは知りませんが。
そこに、何か恐ろしい戦略があるような気がしました。
人の不安をたきつける何か、です。
そして、消費行動をマイナス方向に惹き付ける何か、です。
言うなれば「思考と行動のデフレスパイラル」や。 嫌いな「彦摩呂」風に。
典型的な例。
格差脱出研究所 〜格差社会の真実を伝え、勝ち組になる案内をします〜
ステキなこともたくさん書いてある。 でも、どこかズレている。
とにかく「安いもの」を買うと嬉しい。
そして、人に話したくなる。 なぜだろう? 何かが変だ。
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内田樹さんのブログが興味深い。
格差社会って何だろう / 内田樹の研究室 2007年07月24日 09:25
「格差社会」論というのは、言い換えると「金のことをつねに最優先で配慮する」ことこそが「政治的に正しい」ふるまい方であるとする判断に同意署名することである。
そんな内田さんが定義する「金持ち」と「貧乏人」の定義はこんな・・・
金持ち〜金のことで心を煩わされない人間のこと。
貧乏人〜金のことをつねに最優先に配慮する人間のこと。
衝撃を受けた。
「格差社会」→「お金が指標」→「もっと金が欲しい」→「競争社会」?
だからかな、「勝ち組/負け組」、という言葉も、どこか似ている。
お金さえあれば、すべての問題は解決だ!
→国家予算は膨らむばかり→増税路線一直線→それで、問題解決?
だから、あんなにも「財務省が悪だ」と騒ぎ立てるの? ヾ(- -;)
お金は、比べるのに一番楽な指標だ!
→人もお金で比べちゃえ→評価を怠ける→見る目が退化→脳も…
「格差社会」という言葉は、国民を「貧乏人思考」に洗脳するために生み出されたキーワードなのかもしれません。