道端のゴミ。

道端のゴミを見つけるとムズムズする。拾いたくて、拾いたくて、ムズムズする。それはナゼだろう?「ゴミを拾うのはみっともない」と言われたからだろうか?みっともないのはナゼだろう?そもそも、誰に言われたんだっけ?

道端のゴミを見つけると切なくなる。可哀想で、可哀想で、切なくなる。それはナゼだろう?捨てられたゴミと誰かが重なって見えるからだろうか?そう見えるのはナゼだろう?そもそも、いつからそう見えるようになったんだっけ?

道端のゴミを見つけると苦しくなる。動きたくて、動けなくて、苦しくなる。それはナゼだろう?ゴミが「拾って欲しい」と言っていると思うからだろうか?そう思うのはナゼだろう?そもそも、どうしてそう思うようになったんだっけ?

道端のゴミを拾ってみた。胸がスッと軽くなった。スッキリ、フワフワ、軽くなった。「な〜んだ、簡単じゃん」目の前がパッと明るくなった。代わりに、胸のドキドキが止まらない。こんなに気持ち良いのはナゼだろう?また次も、ドキドキできるかな?やってみよう。

道端のゴミをまた拾ってみた。スッキリ、ドキドキ、またなった。この気持ちはウソじゃない。目の前がパッと明るくなった。代わりに、目のキラキラが止まらない。こんなに気持ち良いのはナゼだろう?また次も、キラキラできるかな?やってみよう。

道端のゴミがなくなった。キレイに、サッパリと、なくなった。代わりに、笑顔が増えてきた。ニコニコ、笑顔が増えてきた。明日も笑顔になれるかな?次の笑顔に逢えるかな?逢えたらいいな。会いに行こう!おやすみなさい。また明日。