いじめている君へ、いじめられている君へ。

いじめ問題が社会問題になる中で、朝日新聞の朝刊に毎日コラムが掲載されるようになった。今日(2012年08月03日)は声優の田中真弓さんだった。

いじめている君へ
ケンカして向き合おう
海賊冒険アニメ「ONE PIECE」で、主役のルフィを演じています。とても強いルフィですが、もちろん友達は殴りません。でも一度だけ、仲間のウソップを本気で殴ったことがあります。自分よりも弱い相手なのに。
それは、伝えたいことがあったから。そして殴った後、ルフィは「重い」と言って泣きます。私は、痛みを感じるのは拳をふるう方であってほしい。
君も、ちゃんとケンカしようよ。ケンカをすると、自分も痛む。でもちゃんと人と向き合える。いじめは自分は痛まないけど、何も解決しないよね。
誰かをいじめてしまう理由はいろいろあると思うけど、もし君が本当は他の何かにイライラしているのなら、その何かとちゃんと向き合った方がいい。それは親?先輩?学校?他人をいじめて気分を晴らすんじゃなくて、本来向き合うべき人と、ちゃんとケンカしようよ。
君は「これはいじめじゃない」と思っているかもしれない。でも、傷つき方や傷つく場所は、人によって違う。私もいまだによく失敗します。愛情を込めて「もう、こいつバカでさ〜」って言ったつもりが、相手は傷ついていたとか。それは一生かけて学んでいくものだと思う。
もちろん、みんなと仲良くする必要はないです。でも君には今、ルフィたちみたいに、いい仲間がいますか?心配しています。
海に出てルフィが仲間に出会えたように、いい友達は、たくさんの人と話すなかで見つかる。いま君がいるのは狭い世界です。
君も、海に出ようよ。ルフィ的に言うと、「さあ、乗れよ!おれの船に!」。

以上。

オリンピック記事を掲載してる関係だろうか。一面にあったコラムは終わりの方に追いやられてしまったのが、ちと残念。

同じように、徒党を組んで誰かを攻撃をするなら、より強い者に立ち向かいたい。原発反対!原発反対!とかね。そういえば、消費増税させないために、内閣不信任案の提出を野党で合意したらしい(自公は除く)。出すなら出すでサクッとやってほしい。人殺しを平気で行う政府はもう懲り懲りだ。犯罪抑止力にはならないばかりか、凶悪犯罪を増大させる危険性があることは既に世界が証明している。命を大切にする社会であってほしい。