どうせ退屈な人生だ。すべては死ぬまでに暇つぶし?

相棒season2 第6話「殺してくれてとアイツは言った」より

奥さんをなくし、自暴自棄を装う?、小説家・菅原英人、

そんな犯人役を演じる大杉漣さんのセリフ。

どうせ退屈な人生だ。すべては死ぬまでに暇つぶし

そんな風に思うことよくあるなあ、しみじみ胸に来た。

ゲームをやってるときも、漫画を読んでるときも、

テレビを観てるときも、音楽を聴いてるときも、

人と話してるときも、なーんかツマラナカッタ、日常。

毎日が、賽の河原の石積じゃん、って感じに思ってた。

苦しいのかもしれないけれど、なぜか苦しみを感じない。

いつの間にか、心が鈍感になっていた。

それが苦しかった。 苦しみだと勘違いしてた。

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そういえば、生きることは「苦」だと仏教では言うらしい。

ずっと、「苦」のことを、辛い「苦しみ」のことだと思ってた。

もともとは、悪い状態、悪い運命という意味だったが、

精神と肉体とが逼悩(ひつのう)、、、

苦しみに逼(せ)められ悩むこと、らしい。

ああ!そうか! 勘違いヤ! アホやったわ!!

悩みとは、心を燃やす薪。

熱意が生まれ、活き活きとした表情も生まれてくる。

生命への歓喜への道しるべ。 灯台下暗し。

今まで思ってたのとぜんぜん違ってたのかも。

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結局、杉下右京は犯人を逮捕できず、目の前で殺されてしまう。

こんな退屈な国で生きていくくらいなら、死んだ方がマシか

なんとも、カッコ悪いセリフだった。

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