自然に姿勢がキレイになる椅子「バランスチェア」。肩こりも軽減。

椅子と机。

デスクワークをする上で、この2つは必須。

しかし、それほど重要だとは思ってなかった。

あの椅子に出会うまでは・・・。

2005年のことだ。

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中学生の頃は目が悪く、一番前の席にしてもらってた。

いかんせん、座高が高く、後ろの子によく「黒板が見えない」と言われたものだ。

いつの間にか前かがみに座るのが癖になっていた。

しだいに性格も内向きになっていったような気がする。

椅子はどれも同じだと思っていた。

長時間座っていると疲れてくる。

姿勢が悪いから?

それはすべて自分が悪いんだと思ってた。

机の高さも、目の前にあるものにその都度合わせてた。

机は低いものが多く、前かがみになることが多くなる。

そのことに、最近ようやく気づいてきた。

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椅子を工夫することで、座る姿勢も良くなる。

疲れにくくもなるし、肩こりも軽減する。

椅子に合わせて、机の高さも重要だ。

パソコンをする場合は、モニター画面の高さも大切。

一人一人の体は違うのだから、すべての机も違ってくる。

最近会社では共有デスクなんてのがあるらしい。

確かにコスト削減にはなるだろう。

でも、デスクワークが長い人には不向きだと思う。

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椅子のポイントは、お尻と足の位置。

お尻に対して、ふとももは少し斜め下に向いてると楽。

自然と腰が入るようになり、姿勢もよくなる。

構造上、普通の椅子では無理。

胡坐の時も、尻を少し浮かせたほうが楽に座れる。

これと同じ理屈。

意外と知られていないのかな?

おおよそ10〜20cm前後浮かせる感じ。

そして、胡坐の足先にクッションを当てる。

その組み合わせがお気に入り。

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そこで開発されたのが「バランスチェア」。

HAG(ノルウェー)やSTOKKE(※現VARIER、ノルウェー)が有名。

21世紀の椅子 背筋がすっきり伸びる / モモダ家具

HAGはスチール製なのに対し、STOKKEは木製が多い。

その分、高級品とい印象。

また、「バックボーンチェア」という製品もある。

「プロポーションチェア」とも呼ぶ場合もあるらしい。

これ、うまく座れるコツを覚えると、すごく楽。

背がピンと伸びる。

背もたれいらずで、疲れない。

プロポーションチェアで背もたれを使うと、逆に疲れる?

そのくらい、体にフィットしてくると楽。

でもこれ、慣れないうちは座り方がとても難しい。

ポイントは、座る時に軽く「地面に足をつける」こと。

そうしないと、ひざに負担がかかり、逆に疲れてしまう。

最初は楽に感じても、長時間座っていることができない。

たとえば、小さい子どもだと、足が浮いてしまう場合が多い。

大人向けの椅子なのかもしれない。

また机が低いと、前かがみになりがち。

前かがみになると膝への負担が増し、疲れてしまう。


正しく座ると・・・

体重は尾てい骨にしっかりとのり、安定する。

膝クッションと足先には、それぞれ軽く触れる感じ。

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難点なのは、椅子の高さ調整がしにくいことだ。

また椅子はできてたとしても、膝あて部分はできない。

これを改善したのが、STOKKE社(現VARIER社)の「ザシット」。

「バックボーンチェアー」はどちらも調整可能。

安定感がある一方で、キャスターはついてない。

全体的にゴツく、重い。

座りながら椅子を移動するには不向きである。

椅子に座りながらクルクル回ったり、方向転換はできない。

これを改善したのが、STOKKE社(現VARIER社)の「ウィング」。

まだまだ発展途上な椅子。

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胡坐用なら簡単に作れそう。

と思ったら、ありました。

5090バランスマルトシット S.T

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