【健康】疲れにくいカラダの使い方〜世界一受けたい授業(2011年9月17日放送)

世界一受けたい授業 2011年9月17日 放送

3時限目【保健体育】木寺英史先生
アナタは内ひじ?外ひじ?
負担が激減!ケガをしないカラダの操縦法


メモ書き

あることを覚えるだけで
効率よくカラダを使うことができる!
カラダへの負担も少なくなる。
怪我がしにくい体、疲れにくい体に?

目から鱗の内容でした。

「内股」や「外股」は聞いたことあるけど、
同じように「内ひじ」や「外ひじ」があるんだとか。
外股って、ガニ股とは少し違うのかな?

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体の仕組みを知り尽くした男!
木寺英史(きむらえいし)先生

現在の日本人は体が内側に閉じている傾向にある。
その代表的なのは女性の内股。 外国では少ない。
日本では「内股がかわいい」というイメージが定着してしまった。

確かに内股にすると華奢に見えるかも?
華奢→弱弱しい→かわいい?

■内股外股チェック

・足を腰幅に開き、つま先を真っすぐにする。
・ひざを手の指でつまみ、お皿の位置を調べる。

ひざ頭が(つま先より)内側を向いていれば内股、
外を向いていれば外股ということになります。

つま先が外を向いていても
ひざが内側を向いていれば内股です。
隠れ内股。

つま先の位置とひざの向きが違うのが内股。

内股の人の歩き方は
足が着いた瞬間にひざが内側に少し倒れこむ。

内股だと力を十分に発揮できない。
体への負担も増し、体も疲れやすい?

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足と同様に手にも、内ひじ外ひじがある。

■内ひじ外ひじチェック

・前ならえをする
・腕を伸ばした時の、ひじの反対側の向きを調べる

内側を向いている場合は内ひじ、
上を向いている場合は外ひじです。

外ひじの方が
体の力を腕を通して相手に伝える事ができます。

例えば、「内ひじ」「外ひじ」とで壁を押した場合、
外ひじの方がより大きな力を伝えられる。

ひじより上を「上腕」という。二の腕があるところ。
上腕が外側に回っている事を「外旋(がいせん)」という。

外に回る→脇をしめる

スポーツ選手は外ひじが多い。
普段、体をよく動かす人は外ひじになる?
体を使わなくなったことが原因なのだろうか?

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内ひじ外ひじの応用編

■負担の少ないつり革の持ち方は?

負担が少ないのは
手の甲が外を向く持ち方です。
この持ち方をすることによって
「外ひじ」をつくり出すことができます。
さらに両足を外側に開くと非常に安定します。

同様に、荷物を持つ時も
ひじを外側に向け外ひじをつくり出し、
足を外側に広げることで
安定して荷物を持つことができます。
体への負担を減らすことができます。

外ひじにすると、姿勢がキレイ。
体の中心の筋肉が上側に引っ張られる感じ。
自然と胸が張り、腰とお尻が引き締まる。
腰が入り、重心が安定してくるる。
丹田(下腹)に力を入れれば、更に良し。

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内股外股の応用編

■重い扉を負担を少なく引っ張れるのは?

A.足を内側に向けて引っ張る
B.足を外側に向けて引っ張る

正解は…A.
足を内側に向けて引っ張る

足を外側に向けた時は前に押す力が出やすく、
内側に向けた時には引っ張る力が出やすくなります。

たとえば、
スキーやスケートをするとき、
足を外側に向けた時には前に進み、
内側に向けた時には後ろに進む力がかかります。

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■木寺流♪ 外側内側エクササイズ

【上半身】
・長めの棒を持ち手の甲を上にして目の高さに上げる
・ひじを曲げずに内側外側に動かす

【下半身】
・両腕を広げて伸ばし、片足をひざが90度になるように曲げバランスを取る
・持ち上げたひざで8の字を描くように動かす

※無理のない範囲で行なってください。

普段から外側内側を意識しながらトレーニングすることで、
カラダがスムーズに動くようになる。