【レシピ】良い菌を倍増させる!?最強組み合わせ食〜世界一受けたい授業(2011年2月12日放送)

世界一受けたい授業
2011年2月12日(土)

1時限目・能力開発 - 学力アップのカギは「眼力」にあり!
2時限目・科学 - 見えないモノを見てみよう!透視の科学

3時限目・食育 - 良い菌を倍増させる!?最強組み合わせ食

校長: 堺正章
教頭: 上田晋也(くりぃむしちゅー)
学級委員長: 有田哲平(くりぃむしちゅー)

出演者: 桜井麻衣子、楽しんご新山千春林家木久扇、ピース(綾部裕二、又吉直樹)、藤本美貴、細山忠嶺、ローラ

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3時限目・食育
今!日本人には善玉菌が足りない!
〜良い菌を倍増させる!?最強組み合わせ食〜

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1.みそ+ヨーグルト〜朝食に。
2.みそ+酒かす〜生活習慣の改善。
3.キムチ+納豆〜美肌効果。
4.ぬか+キノコ疲労回復。
5.ヨーグルト+野菜〜ウマイ!。

日本人は身体に良い菌が不足していた危ない?
近年、アトピー性皮膚炎を起こす子供が増加。 更に、日本人のお通じが悪くなっている。 これらは腸内環境を整える善玉菌の減少が影響していると言われています。 一昔前まで、日本では良い菌が含まれる発酵食品を上手にとってきました。 発酵食品とは最近などの微生物がも元々の成分を分解して出来た食品のこと。 たとえば味噌は腸内環境を整える乳酸菌を含み、納豆菌には骨を作るのに役立つビタミンKを生み出す役割があるのです。 しかし、食生活の変化により発酵食品の摂取量は減少しています。

例えば、味噌に至っては年々輸出量が増加。 海外では健康食品として注目されているにも係わらず、逆に日本人の摂取量は減少しています。

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そんな今、もっと良い菌を摂るべきだと訴えるのが…

食品微生物のエキスパート
武庫川女子大学教授 松井徳光先生

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健康な身体を維持する発酵食品の活用法を伝授!

実はナタ・デ・ココも発酵食品。 ココナッツミルクに、酢酸菌のナタ菌を混ぜて醗酵させると
ココナッツの食物繊維と繁殖したナタ菌によって寒天状に。 これがナタ・デ・ココになるのです。

乳酸菌飲料を週4回以上摂取していた女性は、3日以下に比べ、乳がんになるリスクが3割以上少なかった、乳酸菌飲料乳がん抑制効果が発表されています。

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1、味噌汁とヨーグルト

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朝食にオススメ!ヨーグルト入りみそ汁。 ヨーグルトには乳酸菌がたくさん含まれています。 お味噌汁を作る味噌の中にも乳酸菌がたくさん入っています。 味噌とヨーグルトのダブル乳酸菌パワーでより効果が期待されます。 

美味しくないと?味はバッチリです。 どのくらい入れるのか?小さじ1杯くらいのヨーグルトを入れます。 ぜんぜんヨーグルトのにおいがない。

なんで美味しくなるの? お味噌の主原料である大豆、この麹カビが分解して、うまみ成分であるグルタミン酸が、そしてヨーグルトの中にはイノシン酸があり、この2つの相乗効果で味が美味しくなるわけです。

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もう一つ身体に良い菌が。 かつお節です。 かつおを三枚おろします。 釜で煮た後、脂肪や骨を取り去ります。 それを数日掛けていぶします。 表面を削って汚れを取り除いた後で、天日干しで乾燥させます。 海水と混ぜたかつお節菌を吹き付けます。 2週間程度で菌が表面にびっしりと付きます。 カビ付けは、カビに限界まで水分を吸わせることで、かつお節の硬さと保存性が生まれる。 ※カビがついてるかつお節は高級品

かつお節はアミノ酸アンセリンという成分を含んでいて、疲労の改善に効果があると言われてます。 アンセリンは長距離を高速で泳ぐ魚や鳥の筋肉に多く含まれている。

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2.味噌と酒かす

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味噌+酒かす鍋
心臓病、脳卒中、高血圧など生活習慣病の改善にオススメ。

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酒かすはお酒を作るときに出る「かす」です。 お酒は麹カビによって醗酵させて作ります。 お米と水に麹カビを入れて醗酵させた、お酒のもとになる「もろみ」です。 この「もろみ」を機械でしぼったものが日本酒、そして、そのしぼりかすが酒かす。 酒かすに含まれるレジスタントプロテインは、腸内の脂質を吸着し、体外に出してくれるため、肥満対策に期待されています。 更にコレステロールの改善作用が報告されていて、動脈硬化対策にも有効と考えられています。 酒かすの中には私たちの身体を作っている必須アミノ酸8種類が全て含まれます。 まさに食べる点滴です。

【味噌&酒かす鍋の作り方】

まず、お鍋のだし汁で酒かすをやわらかく溶いてから鍋に入れるPhoto_10

その後、白みそを加えます。
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分量は、だし汁1000ccに対して酒かす150g
1000cc150g

3.キムチと納豆

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キムチ納豆餃子
お肌にオススメ、最強組み合わせ食

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1.キムチと納豆を良くかき混ぜて
2.餃子の皮に包んで焼く、これだけ。

納豆よりキムチの量を少し多めにするのがポイント。
コチュジャンにつけていただきます。

キムチの醗酵に使われている乳酸菌は、
腸内環境を整えてお通じを良くし、お肌の健康に効果的。
納豆には皮膚や粘膜の代謝を助けるビタミンB2
ナイアシンが含まれています。
これらを一緒に摂ることで、よりお肌の健康効果が期待できます。

コチュジャンは唐辛子をもち米麹で醗酵させて作った食べもの。
唐辛子の中のカプサイシン代謝を良くして美肌効果が期待できます。
若干香りがする程度で納豆が苦手な人でも食べやすい…らしい。

4.ぬか+きのこ

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キノコのぬか漬け
疲労回復にオススメ、最強組み合わせ食

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ぬか床、米ぬかを乳酸菌で醗酵させたもの。 乳酸菌はぬか床の中で疲労回復に役立つとされているビタミンB1を作ります。 キノコはビタミンB1を豊富に含んでいます。 キノコの繊維質が乳酸菌が栄養分として食べて増えるわけです。 そのキノコにくっついている乳酸菌を一緒に摂ることにより、お腹の中で乳酸菌が増えて、整腸作用がさらに効果的になって、その他の働き?も出てくると。 ぬかに漬けることでビタミンが豊富に含まれるキノコになります。

5.ヨーグルト+野菜

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ヨーグルトの漬物

ブルガリアでもお肉などをヨーグルトに漬けて柔らかくして食べるという習慣がある。

ヨーグルトに漬けた大根ときゅうり。 良く味が染み込むように(無糖)ヨーグルトに5%の塩を混ぜたものに、きゅうりを1日入れただけ冷蔵庫で漬ける一度野菜を漬けたヨーグルトは再使用しないでください。 あまり漬けすぎると酸っぱくなってしまいます。 取り出した後はなるべくお早めにお召し上がりください。

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大根の甘みが出て美味しい。 ぬか漬けよりも酸味が少なくて食べやすい。 なんで今まで無かったんだろうというくらいに。

以上。