ストレスと緊張からの開放。

ストレスを上手に管理し健康であり続けたい。

内面の平穏を高い質で維持し続けたい。

でも、いったいどうしたら良いのでしょうか?

ここに挙げる6つの主要が条件が、ストレスや緊張を感じさせ、ネガティブな感情を持ちやすくするようです。

1. 目標の欠落。

2. 不完全な行動。

3. 失敗への恐怖。

4. 拒絶への恐怖。

5. 現実の否定。

6. 怒り。

ネガティブな感情は、内面の状態が表に出たものです。 内面の状態を治すことができれば、 表に現れた症状も直していくことができます。 世界は変わります。

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1. 目標の欠落。

人間は夢(ゴール)を求める生き物であり、自分が重要だと感じるゴールに積極的に向かっているときにのみ幸せを感じることができます。 価値のある理想や目標がないと、あても無くさまよいはじめ、無駄骨を折るだけで不幸せになっていくのです。

自分が達成したい目標を常に考え続けている限りは、ストレスも積極的に活用することが可能です。 ストレスが目標に向けられている限りは、積極的なエネルギーに置き換えることができるのです。 置き換えの法則。 そのためにも、明確で具体的な目標を定めて、努力し続けることが肝心です。

あなたは、一年後、三年後、五年後にどうなっていたいと思いますか? 不幸せだと感じる人の8割以上がはっきとした目標がなく、幸せの人の8割以上がはっきりとした目標を持っているという調査結果があります。

目標が良くわからないという人は、夢ノートやトキメキメモ、どす黒いノートなどを活用して、自分を探してみることです。 思い浮かんだことは、どんどん書き出して見える形にしてみることです。 どんな些細な目標でもいいので、明確な形に「見える化」して、その手順を詳細に具体化していき、期限を定めて実行してみることです。 その小さな喜びの積み重ねが、更なる新しい目標へと導いてくれます。 ただし、小さな喜びすらも感じることができないという人は、その前にやるべきことがあります。

2. 不完全な行動。

仕事を仕上げてください。 完成するまでやり遂げるのです。 引き伸ばしの癖を克服するのです。 最後まで責任を持ってください。 未完成の仕事の積み重ねがあなたの心を蝕んでいきます。

ただし、毎日こなさなければならない家事などの場合には、わざと少しだけ残しておくのもコツです。 逆転の発想。 例えば、掃除の場合、少しだけ汚れを残しておき、常に気がかりな状態、違和感を感じさせるようにしておきます。 この違和感をエネルギーとして溜めておけば、次の掃除をするときも腰が軽くなり、取り掛かりが楽になります。

3. 失敗への恐怖。

失敗は単なる一つの出来事であり、その人の人格を否定するものではありません。 普通、失敗をしたくてワザとする人なんかは居ないものです。 同じ失敗を何度も繰り返してしまうのだとすれば、この恐怖と向き合おうとしないからです。 恐怖と向き合いさえすれば、必ず克服できます。 この資質は誰でも訓練で身に付けることができます。 自分を信じてあげてください。

もし、あなたの周りで同じ失敗を繰り返してしまう人がいたら、非難の目を向けるのではなく、この事実を教えてあげてください。 やがてあなたの頼もしい味方となってくれるはずです。

4. 拒絶への恐怖。

このようなタイプの人の中には熱心に仕事をする人もいます。 ただし、本当に仕事が好きな「仕事の虫」と比べると、3つの点で大きく異なります。

 A. 仕事の虫の人たちは、内面から行動の方向付けがされており、目標に向かい、仕事も自分で決めています。 一方で、そうでない人たちは、外的要因に駆り立てられ、自分の課題は他人によって設定されていると感じてしまいます。 何かに追い立てられ、常にやらされていると感じてしまいます。

 B. 仕事の虫の人たちは、休むことも上手です。 そうでない人は、いつも忙しくしており、休むことが苦手です。 常に何かをしてないと落ち着きません。

 C. 仕事の虫の人たちが大切にしているものは、家族であったり、個人的な人間関係が多いです。 人間嗜好。 そうでない人が大切にしているものは、仕事やキャリア、ビジネスという場合が多いです。 物質嗜好。 お金、車、家、地位、出版物、営業、生産数、貯金など、「数」を気にしがちです。 何でも競いたがります。

拒絶への恐怖の多くは、幼少期における愛情の欠落、条件付き愛情で育てられたことが原因です。  しかし、大人になった今でも親や周りのせいにしているのだとしたら、それは大変に勿体無いことです。 直ちに対処するべきです。

まずは、自分がそのタイプであることを認めてください。 そして、その恐怖が、もう過去の遺物、幼少期の経験から来ていることを理解してください。 ただし、誰かを責めてはイケません。 それは「自分の感情すらもコントロールができない幼稚な人です」と宣言しているようなものです。 ここが正念場です。 頑張ってください。

次に、「自分が変わること」を決心してください。

最後に、毎日2回、アファメーションを行ってください。 朝と晩の空腹時が良いです。 積極的な第一人称現在形の言葉を自分に浴びせてください。 そして、自分を許してあげてください。 自分を愛してあげてください。 CDやテープを活用するのも良いです。

あなたは素晴らしい人です。 他の誰にも代えることはできません。

5. 現実の否定。

人間というものはウソつきな生き物であり、自分を惑わし騙そうとする傾向にあります。 その一つのやり方が、現実を否定するということです。 不快な事実と向き合うことを否定します。 その多くは、自分の才能や能力、個性、人間関係や仕事の業績などです。

これらの否定を克服するためには、まず、事実を直視し受け入れることです。 ストレスや緊張を感じたら、「何か自分で処理しきれないことがある」と考えてください。 「否定が自分の中で起こり、不愉快にさせる何かがあり、それに対処することを嫌がっている」と考えます。 次に、「人生で正面から向き合っていないものは何か?」と自問します。 自分を誤魔化さないでください。 自分を騙してはイケません。 そして、最後に、「起こりうる最悪なことは何か?」と自問してください。 向き合うのが早ければ早いほどより幸せになれます。

ストレスや緊張からの開放のために、支払う代価がある事実を認めてください。 最悪なことを考えるのはそのためです。 そして、その代価を支払う決意をしてください。 紙に書くとより鮮明に捉えることができ、覚悟も定まりやすいです。 最悪な事態がイメージでき、それに立ち向かう決心ができさえすれば、不思議と前に進む力も湧いてきます。

6. 怒り。

怒りは誰かを責めようとすることから起きます。 怒りに屈してしまうのは弱さの証拠です。 未熟で不誠実な証拠です。 しかし、同時に怒りは条件反射であり、起こることを自分自身に認め許す限り、怒りに対処できるようになります。 自らが責任を引き受け、非難することを止め、自分の感情をコントロールすることにより、怒りを止めてください。 自分の感情はすべて自分で責任を取るように心がけてください。 そうすれば、怒りのエネルギーも有効活用できるようになり、前向きな人生を送れるようになります。

以上、メモ書き。

あなたのストレスと緊張からの開放に繋がれば幸いです。

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ストレスは単なるエネルギーにすぎません。 周りに当り散らせば破壊を生みますが、ウマく活用することができれば、生活にも潤いを持たせることができます。 一番危険なのは、破壊が嫌いだからといって放っておき、自分の中に溜め込んでしまうことです。 結局は自己破壊に繋がってしまいます。 自分の感情は自分でしっかりと責任を負いたいものです。

ボクは、ポジティブな性格になりたいと思うあまり、ネガティブな感情から目を背けるようになっていました。  自分から逃げていました。 ずっと苦しかったはずなのに、それすら見てみぬふりをしてしまって…。 ずっと自分の気持ちを誤魔化し続けながら、自分を責め続けていたように思います。 結果、出世しても、お金が増えても、更にそれ以上の成長に駆り立てられて、余計に苦しくなっている自分がいました。 たとえ自分が成長できたとしても、それを素直に喜べない自分がいるだけでした。 周りを蔑んでみてしまう醜い自分がいるだけでした。 そのことすら、ずっとわからなかったのです。

ポジティブもネガティブも、そのバランスが大切なんですよね。 このことに気づくのに五年かかりました。 ようやく、自分のネガティブな感情も素直に受け止められるようになったように思います。 あとは…するだけです。

参考までに。