わからないものには蓋をしろ!?

臭いものには蓋をしろ!

それと似たようなことが、自分の思考の中でも行われてるようでして。

わからないものには蓋をしろ!

理解するのが面倒になったら、とりあえず蓋しとけ。 それ以上深くは考えるナ。 面倒だし、考えれば考えるだけ不安になっていくでしょ? いいことなんてないゾ。

そんな声が聞こえてきます。

例えば、「ボクは勉強できないんだ」、とか。 「あの人は新型のうつ病なんだよ」、とか。 人はよくわからなくなってくると、それ以上対象物を考察しないように、しばしば決め付けという作業を行います。 ボクはこれを「レッテルを貼る」と呼んでいます。 他のことに目を逸らせるために、無意識に行われることが多いです。

「決め付け」というと悪い印象を持つかもしれませんが、「レッテルを貼る」ことには良い効果もあります。 とりあえず、そうだろうと仮定しておいて、もう少し広い範囲で物事を考えられるようになります。 思考の抽象化みたいなことを、無意識にやっているのでしょうね。 これに気付いたとき、あらためて人類の素晴らしさを感じました。 

 \(-_\)(/_-)/ ソレハコッチニオイトイテ...みたいな。

ただ、このレッテルの存在を忘れてしまうと困ったことになってしまいます。 意見の食い違いとか、勘違いとか、しばしば、トラブルの原因にもなることもあります。 あいつはこーだから!、じゃなくて。 あくまでも仮定なんですから。

「ボクは勉強できない」・・・として、自分を諦めてしまう手段としてレッテルを使っていたら勿体無いことです。 ぜんぜん明らめてないじゃん!w

「ボク勉強ができない」
 ↓
「それはなぜか?」
 ↓
「勉強ができない、とはどういうことか?」 などのように、一般的な話でも考えてみることも大切です。 自分や周りの人を責めるんじゃなくって、建設的な意見を探すためにも。

本を読んでみるのもいいでしょう。

いろんな人に話を聞くのもいいでしょう。

勉強以外の事をやってみるのもいいでしょう。

調査が終わったら、一般的に「勉強ができない」理由が朧気ながらに見えてくると思います。 そしてまた、対象物の「自分」に視点を戻し、具体的に考えてみます。 解決策がみえてくる場合もあります。 そんなことを無意識に繰り返しながら、人は成長していくのだと思います。 スゴイことです。

あなたは何に対してレッテルを貼っていますか?