善光寺の戒壇巡り。

ボクはその昔、長野の善光寺に行ったことがあります。 ふらり一人旅で。 青春18切符があまってまして、なんか吸い寄せられるように長野に行ってました。 温泉のついで 壁|m`)ムフッ

長野の街に着くと、まず目についたのが「七福神巡り」…街のお寺を巡るスタンプラリーでした。 で、さっそく遊んでみることにしました。 小腹を空かすのにはちょうどいい距離。 スタンプラリーの終点は善光寺の近くにあるお寺になっていまして、ついでに善光寺にも参拝っ♪

その時に「戒壇巡り」を初体験しちゃいました! 仏のお堂の下に光の差さない真っ暗な地下道を歩くって、ただそれだけなのですがムッチャ面白かったです♪ 一回500円也。 ←掃除をしてたら出てきたんですよ。 当時のチケットが。

お堂のわきにある狭い階段を下りると、目の前は何も見えなくなっていて、先の人を歩く声だけが頼り…。 お化け屋敷よりも、断然面白い!w

 ((((o゜▽゜)o))) ドキドキ♪ワクo(゜ー゜*o)(o*゜ー゜)oワク。

ほんの50メートルくらいの距離だったと思いますが、曲がりくねった道はとてもとても長く感じました。 真っ暗な地下道を手探りで歩くのは、本当にいい体験でした。 「光」ってありがたいなって、今更ながらに。 長野に行く機会があれば、みなさんも是非お試しアレ ('-')b 行ってはじめてしりました。 こんな立派な施設があるんだなって。

--- 余談?

戒壇を出てすぐに、お坊さんにらしき人に呼び止められ、感想を聞かれました。 ボクは正直に「面白かったです♪」と言ったら、説教されてしまいました^^; 「戒壇は目の見えない人の不安をわかってもらうため作ったのです。 楽しいだなんて言うもんじゃありません!」とかだったと思うけれど。 ボクはただきき流すだけ。 特に反論はしませんでした。 でもさ、あんなんで「目の見えない人の不安をわかった」なんて言う方が失礼なんじゃない?

ちなみにボクは白内障を患っています。 まだ普通に見えてますが…そのうち失明するかも知れません。 お坊さんよりも、目の見えなくなるかもしれない!という恐怖と不安は知っているつもりです。 まぁ、お坊さんも修行中の身、一人の人間ですしね。 こんな愚痴を書きつつ、温かく見守るしかありません。

また例の如く、スイスの暗闇レストランを思い出しました。 以前にも書きましたが、30を過ぎてから盲目になってしまったオーナーさんが、寄付で生活するなんてイヤだ! と、自ら開いてしまったレストラン。 今では口コミで広まって、普通の人も来るようになった超人気店なんだとか。 ただ暗闇の中で食事を楽しむだけ。 とてもシンプルです。

普通と違うのは、ウエイトレスさんは全員が目に障害を持った人たちだってこと。 障害者の方が安心して働けるように、中のデザインはとても工夫されているんだとか。 もちろん、これは企業秘密♪ 障害者の方が立派に自立してる姿は、とても清々しかったです。  お互いが尊敬し合えるような環境作り、これが本来あるべき姿なのではないのでしょうか? 暗闇レストラン、いつかボクも行ってみたいです♪ そう言えば、ダニエルさんはスイスの出とか言ってたよなぁ? 今、どうしてるかな。

そうそう。 実家の父は点字のボランティアをしています。 新聞に連載している小説を、毎日点字に打つというシンプルかつ根気のいる作業を、毎日のようにこなしています。 ただ、父はこんなことを言ってました。 これを作っても、ほとんど活用されてないようでね。 それがちょっと悲しいんだ…と。 理由は忘れてしまいましたが、点字を読めないままの若い障害者の方が年々増えてきてるそうです。 日本のボランティアのあり方も、考え直さなければイケないのかなって感じました。