心に響く肉声と、脳に響くピポパ音と。
声の不思議。
心地よい声と、そうでない声がある。
歌だと、それがよくわかる。
どこか音がズレてるんだけど、なぜか聴いてて心地がよい。
そんな人たちもいる。
低音で、心に直接、響いてきた。
胸がジンジンと震えくる感じで、安心感がある。
中丹田が揺さぶられるのだろうか?
一方で、
電話で話すと、声が普段よりも高くなることがある。
本人はわからないみたいだけど。
1オクターブくらい高くなってる気がする。
身内でそういうのを見るとイライラしてくるから、不思議だ。
アレは、へりくだることで相手を持ち上げる技らしいんだけど。
気持ちはわかるが、聞いててもぜんぜん心地よくはない。
どこか他人行儀に感じてしまうのだろうか。
声の高さだけではないだろうが。
共鳴する音と、そうでない音とがある、らしい。
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CMで流れていた機械音。
ピポパと、色がない音は、脳に直接、響いてきた。
脳を直接触られて、フワフワと揺さぶられてる感じ。
肉声のそれとは、また違う心地よさだ。
たぶん、Perfumeの登場で、一気に広がってきたのだろう。
友達の友達に、ハマっている人がいるらしい。
ふともも…かな? カンコックのそれに良く似てる。
最初は面白い!と思ったが、いまいちよくわからなかった。
でも、最近になって、ようやくわかってきた気がする。
酒に酔ったような、麻薬のような、心地よさがある。
麻薬、知らないけれどさ。
まるで機械に洗脳されてるような感じ。
楽しいんだけどさ。
自分が自分でなくなってしまう感じが、ちょっと怖い。
そんなとき、苫米地さんを思い出す。
オームに洗脳された人たちをといてくれた人らしい。
オセロ中島さんも、洗脳されているというのなら、
彼に頼むか、誰か紹介してもらえばいいだろうよ。
機械に支配されたしまったように感じる世の中。
どうすれば、そこから抜け出せるのだろうか?
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音楽は耳で聴く。
でも、最近、そのことに違和感を感じるようになった。
聴いているのは耳だけなのだろうか?
よく言われるのが、骨から伝わる音もあるらしいってこと。
骨伝導ヘッドホン、イヤホンなんてものが発明された。
そして、今注目しているのは、心の中心…胸だ。
重低音に反応し、心臓が共鳴し、鼓動が変化する。
最近まで、よくわからなかった。 実感が伴わなかった。
たぶん、身体意識の中丹田が鈍くなっていたのだろう。
ヘッドホンだけじゃ、伝わらない音もある。
オーディオセットをそろえて、ウーハーを響かせて…。
そんな人たちの気持ち、今は少し理解できる。
耳ではない何かを響かせたかったのだろう。
でも、ライヴの良さが、いまいちよくわからない。
変なところで、緊張するからだろうか?
アファメーションより、リンカンテーション(?)の時代だ。