「家で死ぬということ」〜NHK土曜ドラマスペシャル(2012年2月25日放送)

NHK
土曜ドラマスペシャ
家で死ぬということ
2012年2月25日放送

【番組名】土曜ドラマスペシャル「家で死ぬということ」
【放送予定】2012年2月25日(土)[総合]夜9:00〜10:13 全国放送
【収録予定】2011年12月中旬〜2012年1月中旬(岐阜県白川村ロケでクランクイン)
        ※岐阜県白川村、愛知県のロケおよびNHK 名古屋スタジオ等
【 作 】大島里美(ドラマ「1リットルの涙」「東京タワー」「グッドライフ」など)
【音 楽】栗山和樹大河ドラマ北条時宗」/連続テレビ小説芋たこなんきん」など)
【出 演】高橋克典 渡辺美佐子 西田尚美
      山口紗弥加 庄野崎謙 野村麻純 佐藤正宏  国広富之 他
【演 出】佐藤 譲
【制作統括】土屋勝裕

高橋克典 × 看取り × 世界遺産白川郷

高橋克典が、世界遺産白川郷で、義母を「しまってあげる(看取る)」ドラマ

白川郷では、人の死を看取ることを「しまってあげる」と言う。
白川郷・五箇山の合掌造り集落は、1995年に世界遺産に登録された。

【ストーリ−】
中村ひさ子(渡辺美佐子)は癌が再発し、余命3ヶ月と言われる。東京に暮らす娘の恵美(西田尚美)は、ひさ子を東京の病院に入院させようとするが、ひさ子は「白川村の合掌造りの家で死にたい」と言い張る。恵美の夫・純一(高橋克典)は、ひさ子を説得するために白川村に向かうのだが・・・

涙が出ていた。

老人ホームで義息子である主人公に「帰りましょう」と言われて。

目だけでうなずいてた、あの笑顔。

昔からの思い出が残る、会いたい人がいる場所で。

人生の最後を、どこで迎えたいか?

まだ、ボクは想像もつかない。

でも、死ぬ間際の命のともし火は、とても温かかった。

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「在宅死」をテーマにしたドラマ。

会社での居場所が消えたエリートサラリーマン。

就職浪人の息子(兄)。

そんな二人が、義母を説得すべく疎遠な田舎へ行く。

条件付の愛情に苦しむ息子(兄)が、

祖母とのふれあいを通して笑顔を取り戻してく姿は、

ちょっと胸が痛かった。

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ボクは、じーちゃんたちとは離れて暮らしてた。

だから、死んだじーちゃんは、いつの間にか死んでいた。

葬式で漠然と泣いてたけれど、それほど悲しくはなかった。

なんで泣いたのか、自分でもよくわかってはいない。

ただ1つ心残りなのは、最後に散歩したあの公園での言葉。

じーちゃんは、ボクに何て言ったんだろう? 思い出せない。

じーちゃんたちと一緒に住んでいた従兄弟が、羨ましかった。

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身近な死から距離を置いた生活は、

一緒に、幸せも離れていくような気がする。