ヒマワリと、ナタネと、ナウシカと。
今年は、どこの畑でもひまわりが目立ってた。
放射能汚染を除去し、少しでも不安を取り除こうとしてた。
でも、除染効果はあまりなかったと、先日ニュースで発表された。
☆∝∝∝∝§(⊃_⊂。)
農水省だったかな。
希望の象徴「ヒマワリ」除染効果低かった 被災農家「ショック」 / MSN産経ニュース 2011.9.15 00:23 復興への希望の象徴だったヒマワリによる放射性物質の除去効果に疑問符がついた。東日本大震災の東京電力福島第1原発事故で汚染された農地で、ヒマワリによる除染の実証実験を行っている農林水産省などは14日、「放射性セシウムの除染効果は小さい」とする実験結果をまとめた。ヒマワリの種を被災地へ送る運動が全国で広がるなど、いちるの望みを託していた被災地の農家やNPOでは「信じられない」とショックを隠せない。
農水省は5月27日、福島県飯舘村の農地にヒマワリの種をまいて、実験を始めた。ヒマワリは土壌中のセシウムを吸収する性質があるとされるためだ。
しかし、8月5日に開花したヒマワリの茎葉と根を刈り取って調べたところ、1平方メートル当たりの土壌に含まれるセシウムの2千分の1に当たる520ベクレルしか吸収しなかった。
最も効果的だったのは表土を削り取る方法で、最大で97%低減できた。
農水省は「ヒマワリはセシウムの吸収率が低く、除染に極めて長い時間がかかるため実用的ではない」としている。
□「本命」はナタネ
ただ、最終結論が出たわけではない。
筑波大学の生井兵治元教授(植物遺伝育種学)は「茎葉より花や種の部分が最も吸収するため結論を出すのは早い。また、今回の実験はヒマワリだったが、チェルノブイリ原発事故以前から吸収効果が高い植物として『菜の花』と俗称される西洋菜種とカラシナが知られている」と指摘する。
農水省によると、種まきの季節の関係でヒマワリの実験を先行させたという。今後、農水省が職員を現地へ派遣するなどしてデータを集めている菜の花や、ヒエなど他の植物の除染効果を調べる。ヒマワリの種も収穫期に効果を確かめる。
また、ヒマワリの種から取れる油にどの程度セシウムが移るかを調べ、汚染土壌でも育てられる農作物としての可能性を探る。
仮に植物除染できたとしても、吸収後の植物をどう処理するかという問題も指摘されている。放射性廃棄物として管理する必要があるためだ。
東京大学の中西友子教授(放射線植物生理学)は「吸収量にもよるが、セシウムの吸収が目的なのにヒマワリが大きく育ってしまうことで、汚染土壌より大きな放射性廃棄物になる恐れもある」と話す。
□復興のメッセージ
表土を削り取る方法でも、福島県内の土壌1キロ当たり5千ベクレル以上の農地で表土を削り取ると東京ドーム約3杯分の約350万トンにもなるといい、表土の置き場など課題もある。農水省は今後、土からセシウムを分離後に土を再利用する技術の実用化に向け、研究を続ける。
南相馬市で仲間と農地60ヘクタールにヒマワリを植えた農業、渡部有三さん(72)は「チェルノブイリ事故の際に効果があったというのは常識なので、今回の結果は信じられない」と驚きを隠せない様子。
その上で「ヒマワリをまくことには除染の他にも農地が痩せることを防いだり、風評被害を減らしたりする効果があると思っている。国はより効果的な除染方法を探してほしい」。
福島県の土地約50アールにヒマワリで「絆」などの文字を描いてきたNPO法人「日の出会」(東京都)の福島県リーダー、広野晶生さん(38)は「結果は残念だが、ヒマワリを植えるのは除染だけでなく、復興に向け頑張っていくメッセージを福島から打ち出す意味もある。今後も続けたい」と話した。
確かにあちらではひまわりが大活躍だったと聞いたことがある。
当時のチェルノブイリ事故を取り上げたテレビ番組(NHK?)でも
取り上げられてたような気がするし・・・。
単なる記憶違い?
あれはなんだったんだろう?
もう一度、見直してみたい。
チェルノブイリと福島とで、何か違いがあるのだろうか?
ニュースではセシウムに焦点を当てて報道されていた。
放射性物質って、セシウムだけでええのん?
プルトニウムとか怖いし、意識的に出してないんだろうけど。
それ以外の放射性物質はどうだろうか。
詳細な情報が欲しいところ。
そもそも、目的って、放射能物質の「吸収」だったん?
そりゃ、土を取り除いた方が早いだろうに。
そして、それを捨てるのがまた問題になるじゃない。
人の労力と時間とお金を無駄に浪費してるだけのような。
何か・・・根本的にカン違いしてるような気がしてない?
ボクが植物に期待してたのは放射能物質の「浄化」作用。
放射性物質を害のない物質に変えてくれるとかさ・・・。
そんな裏ワザだったらいいなと思ったりもして。
ヾ(- -;)
期待もちすぎや。
宮崎駿さんの「風の谷のナウシカ」を思い出した。
あれは核(戦争)汚染後の世界を描いた物語だったよね。
時間はかかるけど、植物が浄化してくれてるんだ・・・と。
やっぱ、彼の若い頃の作品は、好きだな。
夢と情熱で溢れてて。
迅速に復興しなくては!と焦るのもわかるけど、
単に「効果が無い」と切り捨てるのは、なんか悲しい。
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補足。
ニュースでは時期的に「ひまわり」だったとあった。
次は「菜種」などの他の植物でも実験するらしい。
失敗ではなくカン違いなのだとしたら・・・また・・・。
ま、頭でっかちで妄想世界でモゾモゾするだけじゃなく、
フットワークを軽くしてがんばっぺよ。
まだまだ課題は山積みだけど、きっと大丈夫。
課題が見えてきたんだから。
これで、更に、新しい技術開発が進みますように。
みんなが希望を持ち、安心して暮らして行けますように。