なぜ恋人ができないの?

恋愛とは何か?
Q〜わたしの思考探求〜
2011年2月5日(土)23:45〜24:15 NHK教育

そんなテーマでした。
ゲストは光浦さん

光浦靖子vs泉谷閑示」

面白かったです。

特に、なぜ「自分を好き」と言ってくれる人が現れるのに、その人を嫌ってしまうのか、ってあたりが。 知識では知っていたんですけどね。 泉谷閑示先生の説明はとてもわかりやすくて。 キュンときちゃいました。

自分のこと(心または体)を嫌いな人は、せっかくステキな人が現れても、自分からチャンスを潰してしまうし、逆に自らが遠ざかってしまうそうです。 例えば、自分のことを好いてくれる人のことを「キモい」とか言ってしまう。 その理由を丁寧に説明してくれました。

自分のことが嫌いだと、ついつい頑張っちゃうんですよね。 こんな奴はもっと辛い思いをしなきゃダメ!みたいにさ、自虐的になっちゃうと言いますか。 そういうところに気づいてあげるのも、自分を好きになるポイントかもしれません。 ここら辺は、表情を見ていると、なんとなくわかります。 ああ強がっちゃってるなって。 そういうのが、また可愛いんですけどね。 →コツをつかむと、自分の顔を鏡で見るのが楽しくなります。

なるほど!と関心したのは、思春期→第三者の視点ができること。

そう言えば「世間」とか「社会」とかって幻想ができはじめるのも、この頃だったような気がします。 ずっと「世間」と「自分」とを混同して考えていたような気がします。 それらがいつの間にか区別できなくなっていて、すべてを自分一人で受け止めようとしていて…。 「自分」と「他者」や「世間」とかの区別が曖昧になっていって、ドツボにはまっていく…。 自分(の体験)と自分以外のとを別けて考えられるようになったとき、ようやく大人になれたかな?と実感するのかもしれません。

そういう意味で、恋愛ってのはええですわね。 簡単じゃあないんですけど。 だからこそ、面白い。 世の中はこんなにもシンプルで興味に満ちあふれているのですから。

そうそう。 最近、自分を好きになれるポイントがわかってきました。 身体的なアプローチです。 こちらは、機会があれば、また。

先生の面白かった本。
普通っての、一番難しいんですよね。

目次
第1講 不幸印のギフト~病・苦しみの持つメッセージ~
第2講 言葉の手垢を落とす
第3講 失楽園~人間の苦しみの起源~
第4講 捻じ曲げられる人間~コントロールという病~
第5講 精神の成熟過程~駱駝・獅子・小児~
第6講 愛と欲望
第7講 内なる太陽~自家発電する愛~
第8講 生きているもの・死んでいるもの
第9講 小径を行く~マイノリティを生きる~
第10講 螺旋の旅路~自分を求め、自分を手放す~


頭と体のバランスを取りもどすための10講。 いつの間にか「○○しなくちゃいけない」と思い込みにとらわれていませんか。 「常識」を疑い自分らしく生きるヒントを精神科医が示す。