人生はあみだくじ?

またまた、この番組の話です。

【哲学】Q〜わたしの思考探究〜第1回「自分とは何か」

 「自分はタマネギ、人生はあみだくじ」 (鷲田清一)

前回はタマネギの話をしたので、今回は後者の方・・・。
「あみだくじ」ってのは、どういう意味なんでしょうね?

 「運」まかせ?

ちょっと投げやりになってるかも^^

 「引いてみなくちゃわからない」 ←

ボクは、そんな風に解釈しました。

今、いろんな出来事が逐一流れてきます。
ネットが普及して、ケータイが普及して、
さまざまな情報が手軽に入手できるようになりました。
そんな情報に晒されるような環境になってみて。
「情報の海で溺れてる!?」
そんな錯覚に襲われると言いますか、
気が焦っちゃうと言いますか、
いろいろと混乱していた時期がありました。
情報を集めるだけ集めて、
食べきれないほどの量を入れるだけ入れて、
消化しきれないのに無理やりつめて・・・
胃袋に穴が開かないのをいいことに・・・
胃袋がまだ空いてると勘違いしていた自分。
「あみだくじ」を引くことを忘れていたのかもしれません。
自らの手で確認してみることを疎かにしていたように思います。
行動に移すこと、
アウトプットを出すことをしてこなかったような気がします。
そこに気付けたことが、光でした。

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「タマネギ」の話に戻って・・・。

最初この言葉を見て反発しちゃいました。 「自分ばかり見てないで他人も見てみなさいよ」と説教された気がしたからです。 いやぁ〜ほんとムカつきましたよw ←

ただ「言葉とは何か?」の回を見返していていましたら、少しずつ「タマネギ」の味も変わってきたんです。

【哲学】Q〜わたしの思考探究〜第3回「言葉とは何か」

 「名前をつけることによって 物の正体がわかる」(町田健)

言葉がどうやって生まれたかというと、興味を持った「モノゴト」に対して、人間が勝手に「区別」してるからなんだそうです。 その証として授かるのが「名前」・・・。 その区別から言葉の「意味」が生まれてくるですって。  興味深かったです。

人間でいうところの「存在意義」になるのでしょうか。 周りと比べるとさ、自分の嫌なとこばっかが見えてきちゃうんですよね。 逆に、周りはスゴイとこばかりが見えてきちゃって。 「自分はなんてちっぽけな存在だろう」と思っちゃう。 それで、自分に勝手につまらないレッテルを貼っちゃって、自分を諦めちゃう。 何も明らめないのに・・・。 そんなとき、頭の中に浮かんできたのが「世界にひとつだけの花」。 好きな歌の1つです。 その歌詞をジーッと見てみると「比べたがる」とは言ってるけど、「比べるな」とは言っていないんですよね。 ・・・区別を差別と勘違いしていたのかもしれません。

もう1つ。 自分を知ってしまうと・・・、「モノゴト」に言葉を与えてしまうと、もうそれ以上は深く考えなくなっちゃうのかなって、不安と言いますか、恐怖感みたいなのがありました。 でも、そんなことはぜんぜん無いんですよね。 今まで胃の上辺りでモヤモヤしていたものが、キレイに消化されたと言いますか、心の底から腑に落ちたと言いますか。 より楽しく、ワクワクしてきたんです。 新しい出会いに心が躍るみたいな・・・さ。 これって何なんでしょうね。

最近、感じていること。

 「言葉は曖昧だからこそ 自由に使える」(町田健)

いろんな想像を膨らましてくれる言葉って、ほんとスゴイです。