真剣にやるのと深刻になるのと。

実家に電話したら母が出た。 何やらバタバタしているようだった。

用件を済ませた後、ふと、声のトーンが低いことに気付く。

理由を聞いてみたら、もうすぐピアノの発表会があるとのこと。

定年後にはじめたピアノ、よくもまぁ、続いてるもんだ。

練習はしているのだそうだが、うまくいっていないのかな?

今でも自分では本番に強いタイプだと言い張っている。

まぁ、物は言い様だよね。

態度には出さないけれど、心の中は焦りが見え隠れしてた。

 アタヽ(´Д`ヽ ミ ノ´Д`)ノフタノ

そんな母を想像してみたりして。 一度で良いから見てみたいかもw

自分にもそんな経験があったから、気持ちは痛いほど良くわかる。

発表前は目の前のことだけで精一杯だった、過去の自分。

周りに気遣うなんてできたもんじゃ〜ないw

いざ逆の立場になってみると、あまりいい気はしないのも確か。

「頑張って!」と言って良いものか、変に気を使ってしまうのだ。

とりあえず、心の中で「頑張れ!」と言っておいた。

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そんな中、最近聞いているオーディオブックの言葉が心に浮かんできた。

「真剣」と「深刻」と。

真剣にやるにしても深刻にはならないように、そんなアドバイスだった。

この2つの言葉、耳で聞いてると似たように聞こえるから不思議だ。

漢字で書くとこんなにも違うのにねw

目の前のことに魂を注いで一生懸命にやるってのが、似ている点。

だけど、深刻になってしまう人は、どこか空回りしている感じ。

一見、頑張っているように見えるんだけど…ね。

その両者を見分けるポイントは、「笑顔」なんだって。

自分が大変なときにこそ笑顔が出せる人は、真剣に取り組んでいる証拠。

「集中=楽しい」って言うし、うまく集中できているってことなのかも?

この言葉、はじめて聞いたときは耳の奥が痛かった^^

今でこそ、すんなりと聞き流せるようになってはきたんだけれどw

言葉って、知れば知るほど奥が深くなってくる。

まるで底なし沼にハマったようだw