努力と汗と。
ボクの耳元で、こっそりと小人さん囁いてきました。
「キミさ、苦しいのを我慢するのに一所懸命ガンバってない? それはさ、モッタイナイよ。 心のエネルギーの無駄遣いしているようなもんだし。 今の時代、エコじゃないのってどうかと思うよ。」
「なんなんだ? このウザったいの。」
はじめは、そんな印象でした。 だけど、妙に気になって…。 気がつくと、つい耳を傾けていた自分がいました。
「その苦しいことに使っている努力ってエネルギーを、苦しさを楽しさに変換することに使ってみたら?」
「え? そんなのは無理でしょ!?」
「また、はじまったね^^ キミのムリムリ病。」
やさしく微笑む小人さん。
最初は小悪魔のようにみえた微笑みにも、だいぶ慣れてきました。 でも、なんでコイツはいつもこんなにも明るく微笑んでいられるのだろう? …などと冷静に分析できるようになるのは、まだ先のこと…。
「だってさ、ムリガリ〜タが五月蝿いんだもん。」
「ムリガリ〜タ? それってさ、キミの作った幻想でしょ? 自分でもわかってるんでしょ。 ムリガリ〜タなんて、この世に存在しないってことを。」
「イヤ、いるんだって! ムリガリ〜タ。 信じたものは実在することと同じことなんだって、この前教えてくれたじゃん! 」
「確かにそうだけどさ…。 それを知っているのなら、もっと有効的に使えばいいのにw (ボソッ) 」
「 (?-_・)ン? 何か言った?」
「いいや何もw よし! それじゃ、仮にムリガリ〜タが居るとしようじゃないか。 」
冒険の旅のはじまり〜はじまり〜っ♪
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第5章 勇者の冒険
”王さまの願いを聞き 姫を魔物の手から
助け出す旅に出た ヘッポコくん。
魔物がいるという 洞くつへ来ました。
”ヘッポコ「うおー 魔物め 出てこーい!
すると 洞くつの中から 魔物が…。
”おわび 作者急病のため ご好評を
いただきました 勇者ヘッポコくんは
今回で中止と させていただきます。
”ご愛読ありがとうございました。