ザ・コーヴ、意外と面白かった♪

どれほど酷い映像なのかと怖さ半分で見てみたけれど、意外と普通でした。

逆に、イルカのお肉を食べてみたくなりました^^ まだ食べたことないんですよね。 鯨も竜田揚げくらいだし。 新鮮なのはなかなか手に入らない時代になってしまいました。

ボク個人、イルカ漁だけでなく、イルカが食べられることさえも知りませんでした。 あらためて人間ってすごいなって思います。 彼らの映像の獲得手段には問題があったとは思いますが、それを知れたことは良かったです。 ありがとうございました。

THE COVE ザ・コーヴ オフィシャルサイト

ザ・コーヴ 作品情報(シネマトゥデイ)

コメディたっちなドキュメンタリー作品。 映像は素人感が拭えないのが残念。 好きな人は好き、嫌いな人は嫌い、と賛否分かれそうな作品でした。

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イルカ漁にも、いくつかの問題点も見えてきました。 それさえクリアできればイルカ漁自体を否定する理由がみあたらないってのが、ボク個人の意見です。 ボクが感じた問題は次の2点です。

1. 人体への健康被害という懸念

イルカの肉には生物濃縮のために、水銀などの人体に有害な物質が多く含まれているらしい。 健康被害を懸念する指摘がありました。 妊婦さんや子どもへの影響が指摘され、学校給食への取りやめもあったらしい。 Wikipediaより。

そういう不安を取り除くためにも、販売しているお肉には「数値的な(政府のお墨付き)値」も付けて食べても健康に問題はないことを示して欲しい。 以前はイルカ肉を鯨肉と偽って販売していたらしいがJAS法改正でできなくなったらしい。 イルカ肉だと高く売れないから? 生活を守るためとはいえ、偽装があったとしたなら、それはまずいっしょ。

ただね、関西は和歌山での話しなのに、熊本の水俣病が例に取り上げられってのはやりすぎ。 何年前の話だよってのが、普通の反応でしょう。 このネタですが、中国などで行われてるらしい、家電リサイクル現場での汚染問題をイメージしてしまいました。 我々も、こんな風にみられちゃうのかなって。 悲しいですね。

2. 伝統的な漁がイルカを痛めつけてるようにも見える。

最後の方に海が真っ赤に染まった映像がありました。 これじゃ、見る人によっては、イルカたちを痛めつけてたるように見えるのかもしれません。 血抜きの作業らしいんですが、生きたままする必要がどこにあるのでしょうか?  命を弄んでいる野蛮人に見えてもしょうがありません。 苦しまないで殺せる方法があったなら、それを採用すべきだと思います。 ここら辺は、伝統にこだわらずに柔軟に対応してほしいところです。

ボクの世代なんかでは、自分の手で飼っていた鶏を捌いたことがない人が多い、そんな時代に生まれました。 命の尊さを知る上で、他の動物たちの死に様を見るのは、とても大切だと感じています。 平和ボケしないためにも…ね。 今の日本は、生産側と消費側とが切り離されすぎているという問題があります。 忙しすぎ? そういう意味では貴重な映像なのかも。

ボクたちの文化を外国の人たちにも認めてもらいたならば、それなりのことをしていかなくちゃね。 一つ一つ問題をクリアしていくことで、行く行くはイルカ漁も公開、見学もOKな方向に進んでくれたらなって思います。

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命を大切にするって、どういうことなんでしょうね。

あらためて、生きる意味を考えさせられた作品でした。

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警察や地元の人たちは彼らを映像で撮影していました。 証拠集めにしても、確かに行き過ぎ。 問題あるとは思いますが、それ以上に地元の人たちは相当迷惑してるんだろうね。 イザコザが絶えないらしいし。

そして、彼らは、単にそれをやり返してるだけ? そんな風にもみえました。 でも、だからって、映像を作りこんで公開するってのはやりすぎかも? 倍返し以上にしちゃってのは、倫理的にも宗教的にも問題ありっすよ。 争い(戦争)が絶えない大元が、ここにあるんでしょうね。

それと、もうひとつ。 出演者の承諾もなく、まるで犯罪者のように無修正で公開するのは、なんだかね。 せめて人物がわからないようにしてください。 それか承諾を得て、必要ならば出演料を払ってください。我々は奴隷やイルカさんたち、家畜と同じ扱いなのでしょうか? 差別されてるようで、むっちゃ不快に感じました。

映像にはいくつか問題はあります。 別々のシーンを無理につなぎ合わせたり、情報操作が好きな一部のマスコミみたい^^ これじゃまるでコメディ映画。 ドキュメンタリーと主張するならば、アレはないよねぇ。 地元の漁師さんたちが可哀想すぎます。

そうそう、忘れてました。 冒頭と後半の一部に築地市場の冷凍マグロが登場します。 これをイルカだと勘違いする人はいないと思いますが…笑ってしまいました。なんのための映像なのでしょう。 昨今の築地市場の人気はこれが原因なのか!?

彼らにしてみれば、ペットの愛猫や愛犬を食べられてる感覚に近いのかな? 日本では猫や犬を食べないけれど、お隣さんでは食べてるところもあるそうですよね。 日本人の中にもそれを毛嫌いする人がいると思います。 それに似た感覚!? そう言ってくれれば、彼らの気持ちも少しは理解できそうな気もします。 などと、妄想中。