バクマン。、面白い!

週刊少年ジャンプで連載してる漫画では「ワンピース」が有名。 これだけは連載当初から読み続けていたりします。 それ以外は、あまり読む気がしませんでした。 ハンターxハンターも好きだけれど、作者の都合で連載が不定期やし。 たぶん、家族を大事にされているんでしょうね。 ステキです。 なんて妄想中。

が、しかしっ!

バクマン。」が意外と面白かったです。 漫画家をネタとした話。 きっかけは、小畑健(土方茂)さんの絵に惹かれて。 ヒカルの碁デスノートDEATH NOTE)で作画を担当した方です。 原作はデスノートと同じ大場つぐみさんとのタッグ。

主人公たちもそうだけれど、登場する漫画家たちがみんな若い! 自らの経験を元に描いたんでしょうね。 小畑健(土方茂)さんは既に高校の時に連載されていたらしいですし。 あの、サイボーグじーちゃんGを描いたのが高校生ですってw 知りませんでした。 その経験も活かされているのでしょう。

ストーリー以外で興味深いのが、やはり小畑健さんの作画。 最初はとても小奇麗に描かれていました。 ヒカルの碁デスノートと同じようにとても洗練されていました。 でも、ストーリーの中で主人公たちがギャグマンガを描くようになった辺りから、それとリンクするかのように作画も崩れてきてw なんじゃこりゃって感じの滅茶苦茶な作画(笑) ワザとなんでしょうが、なんだかな〜と思ってました。 そして、ギャグマンガから新しい漫画に切り替える辺りから、また作画が整ってきました。 現在連載中の作画は、今までのキレイ+勢いのある伸び伸びとした印象を受けます。 今まで以上に魂が込められてる感じ。 ほんと見せてくれます。

漫画好きの方も、そうでない方も、機会があったら読んでみてください。 特にこれから漫画家を目指そうとしてる人は、とても参考になると思います。

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漫画コミック(定番)



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--- 以下、ネタバレあり

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バクマン。 第90話 芸術と商品 より、

「アンケート順位とか人気とか 何か間違ってますよね 人気とるためにマンガ描いたら終わりですよね……」 ←ジャンプ否定派

「間違ってないですよ マンガ家は人気商売 ジャンプは商業誌 そこに描く以上は商品なんですから」 ←ジャンプ肯定派

意見をぶつけ合う若いアイスタントさんたち…。

「僕達は売れたいと思って描いています でも それは 自分達に才能が足りないから…… (云々)」 「昔 僕達の親の世代の親… 今でもいるかもしれないけど マンガを読むと馬鹿になる 低俗なものとして子供に読ませない親がいた (云々)」

某国民放送でも、朝の連続テレビ小説で、漫画家さんの話ですね。 そこでも似たような話があがってたような気がします。

いろんな立場の人がいるから面白いんですよね。

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ボク自身、マンガも読みますし、アニメも観ます。 ですが、友達とはその手の話を滅多にしませんでした。 一人で楽しんでいるだけ。 今思えば、そういう人たちを、どこか冷ややかな目で見ていたような気がします。自分も周りからそう見られてるんじゃないかって、ずっと思っていました。 いつの間にか洗脳されていたんでしょうね^^ 誰だよ? 洗脳したのは。

漫画にはいろいろありますが、とても薀蓄の深い作品が多いのも確かです。 読んでみればわかります。 もちろん、微妙な作品も沢山ありますが、それは小説も同じことです。 「マンガを読むと馬鹿になる」という考えが頭の中から消えない方は、馬鹿にしてる人の先に映っているモノが何かと言うことを、よ〜く考えて見ることをオススメします。 心理学的に。

「マンガを読むと馬鹿になる」のもう一つの見方。 マンガはサラッと読めてしまいます。 あまり深く考えないでも読めてしまいます。 小説のように情景を頭でイメージする必要がないので、頭が馬鹿になっていく感覚に陥るのかもしれません。 罠にハマった状態とでも言うのかな?

この罠にハマってしまう人の行動パターンとして、というか以前のボクなんですが、一度読んだらそれっきりということが多いんじゃないでしょうか。 どうでもいいものを広く浅くよりは、好きなものを深く狭く、そっちの方が人生楽しめるような気がします。 書籍でもそうなんですが、気に入ったモノは何度も何度も繰り返して読むことに意味があるのだと思います。 まぁ、気に入ったものがわからないうちは、あっちにフラフラ、こっちにフラフラってなっちゃうんですが。 それはいたし方がないこと。 小さい頃に読んでもらった絵本のように、一つの気に入った作品を、繰り返し繰り返し続けて読むことが多い人は強いです。 より記憶に定着しやすく、自分の一部になっていくような感覚になりますから。 そう、自分が創られていくような感覚です。

自分探しから、自分創造へ。