今の日本に必要なこと。

上海万博が開催しました。 チラッとテレビで見ただけなんですが、その技術力や凄いものがあります。 「もっとバンバンとテレビで放映すればええのになー。 中国の人たちの目線になって。 日本人が焦りまくるくらいに。 そのくらいの価値はある!」 ほんとにあの真っ赤な建物は、今の中国を象徴するかのようです。 「そりゃ、誇らしいでしょう!」 「万博は半年くらいやってるらしいから、金を作って行ってみるかぁー?」

それと、アナウンサーのコメントが気になりました。 「中国の成長はすごい!」 と、彼らの技術を認めた上で、続いて出ていた〆の言葉は、「テーマは『進歩と調和』…調和も大切ですよね。」 そう言いながら、引き合いに出してきたのはアフリカのパビリオンでした。 あまり目立たなくひっそりとたたずんでいる…云々。 「何かズレていませんか?」 「それは本当に心からの声なの?」 「マイクが泣いていましたよー。」 情けない!

今の日本に必要なのは、「日本人」として団結することです。 そして「日本」として団結することです。 その先にあるのは、国内外にすむ近隣諸国の人々と、民族を超えて団結することです。 ここで最近気になっているもう一つのことは、ネットで目立つの差別的なコメントです。 朝鮮人を犯罪者呼ばわり。 「特定の人を指名して言うならまだしも、民族否定はあかんでしょー。」 「まーさ、敵を作って日本人を団結させたいって気持ちはわからなくもないんですがね。」 「団結するためには手っ取り早い手段でもあるんですが、騒乱の元。」 「アメリカさんを見ればわかるでしょーに。」 「おまいら戦争したいんか?」 「それほどまでに日本人の魂は貧弱に腐ってしまったの?」 情けない!

もう一つ、上海万博と一緒に取り上げられていたのは差別問題でした。 「フリーチベット!」とか、「モンゴリアーン!」とか、ボクも叫びたくなるんですけどね。 でも、どうしても国内の方には目が向けられないのでしょうか? 暗黙のタブーとしてあること、臭いものには蓋をしろ的な話が国内にはずーっとあるように思います。 反発する人たちがいるからでしょうか? ボクは村八分的でイヤなのです。 繊細な日本人は好きだけれど、脆弱な日本人はイヤなのです。 アイヌの人たちもそうでしたが、「同じ日本人として一緒にやっていこう!」と、どうしてなれないのでしょうか? 情けない!

こんな話を聞いたことがあります。 パチンコ店の経営者には朝鮮人の方が多く、お店が潰れそうになってもなかなか潰れないんだそうです。 それは、彼らには横の繋がりがあって、お互いに支え合い、助け合いながら経営しているからなんだそうです。 そんな強い団結力が羨ましいとさえ感じました。 日本人に対する強い反発心かららしいんですが、ある意味尊敬してます。 例えば、ソフトバンクのCMで出てくる尊厳のない犬のお父さんは、家庭の大黒柱であるはずの強かったお父さんを皮肉ったものなんですけど。 ある意味で弱くなった日本人を小ばかにしたようにも見て取れます。

彼らを排除することは、日本のためにはならないでしょう。 逆に、彼らと団結できたなら、日本はもっと成長できるはずです。 そのくらいのポテンシャルを秘めています。 昔の戦争時のような奴隷的な扱いじゃなくて、お互いに対等な関係でです。 それが大前提。 切磋琢磨し合える仲間として、これほどのライバルはいないでしょう。 そして、「打倒中国!」とかさぁー。 最強タッグになるんじゃないでしょうか? もちろん、「経済発展」で…ですよ? 更に台湾の人たちも一緒になって…。 そう考えただけで、なんかワクワクしてきませんか?