有料ネット配信、みたい?

こんなニュースが目に留まりました。

NHK、番組ネット配信低迷 収入「想定の半分以下」
asahi.com 2009年11月28日

無料が当たり前のネット上で有料サービスを展開する難しさが浮き彫りになった、とのこと。

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「ネット上は無料のコンテンツが圧倒的に多いが、有料でも質の高い作品を見たいというニーズは必ず出てくる」

はっきり言って、ネット利用者の気持ちをまるでわかっていない、独りよがりの意見だと感じました。 手軽さが売りのネット世界では、魅力的なコンテンツだけでは勝負できないことは明らかです。 魅力的なコンテンツに加えて、それ以上の付加価値を求めているのですから。 例えば、動画共有サービスを提供しているニコニコ動画は面白いです。 でもやっぱり基本的に無料だから利用してるって人が多いような気がします。

そして何よりも、その魅力的なコンテンツがネット社会という情報の渦の中に埋もれてしまっています。 ネット世界は手軽な分、「検索で上位にひっかからない情報はない」とみなされてしまう傾向にあります。 例えば、Wikipediaに載ってない情報はない・・・みないな(笑) 大好きな趣味や生活のかかっている仕事でない限り、手間隙を掛けてまで調べようとはしません。

「視聴者のテレビに対する熱自体が下がっている。わざわざ金を払って番組を見たい人は少ないのでは」

この意見は的を得ていると思います。 結局のところビジネスモデルの問題なんでしょうね。 よくはわかりませんが、アフェリエイトなどの広告収入や、リアルメディアの販売に結び付けていかないと難しいのではないでしょうか。 いい作品であるならば、あの人に花束を添えた贈り物として届けてみたいかも?なんて。 そんな心のこもったサービスがどんどん出てくると、もっと世の中が素敵になるのにね。