堕落論。

青い文学シリーズ 第5話、桜の森の満開の下 その1・・・

冒頭で言ってた堕落論、妙に共感してしまいました。

なるほど! 面白い視点だ。

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…。

人間は変りはしない。

ただ人間へ戻ってきたのだ。

人間は堕落する。

義士も聖女も堕落する。

それを防ぐことはできないし、

防ぐことによって人を救うことはできない。

人間は生き、人間は堕ちる。

そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない。

…。

だが他人の処女でなしに自分自身の処女を刺殺し、

自分自身の武士道、自分自身の天皇をあみだすためには、

人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。

そして人の如くに日本も亦堕ちることが必要であろう。

堕ちる道を堕ちきることによって、

自分自身を発見し、救わなければならない。

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>自分自身を発見

これが堕ちる目的?

世間に流されるのではなく、自分を見つけること。

自分探しが大切だよ、ってことなのかな?

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正しい堕ち方は書いてなかったのが残念。

誰か知ってる人がいたら教えてください。