さてさて。 どうなることやら。

製造業・登録型派遣のあり方再検討求める 労働経済白書
asahi.com
2009年6月30日20時25分

海外競争力を維持するためにはコスト削減が必要! そんな話があったかどうかは知りませんが、結果として、この国は大手企業(とか、某国とか?)の言いなりとなり、人をロボットのように使い捨てる仕組みを作ってしまいました。

コスト競争に飲み込まれてしまっては、海外競争力が増大するんじゃなくて、逆に減衰していくように思います。 日本が目指すべきところは、そこじゃないでしょう? 安易な考え方が目に付きました。 他の国のマネでなく、日本に合った独自の仕組みにアレンジしていくことが今求められているのだと思います。

さて、どういう方向に進むのでしょうか? 正社員と派遣社員との間の給料格差を無くすと言う方向性も考えられます。 ヨーロッパみたいに。 でも、今まで人件費によってコスト削減してきた企業は、十中八九、正社員の給与にまで手を出してくるでしょう。 派遣社員の給与水準を上げるのではなくて、正社員の取り分を減らした分を派遣社員に当てる…といった具合です。 見せ掛けだけの浅知恵ですよね。 同じペイでやりくりしようとしてるんだから。 ペイを増やす努力、それと同様に、ペイを食い物にしてる人たちの排除も忘れずに…。

このまま給与水準を下げ続けていけば、日本経済の衰退は明らかです。それをわかっていてやっているんだとしたら、なんとも意地が悪い話ですよね。 では、どうすればええのやろね。 日本の将来の舵をどの方向にもっていくのか、何年先まで見ての政策なのか、注目していきたいです。 消費税を上げるだけでは、一時的な解決にしかなりませんよ? 別の話だけれどw