夢だよ。 きっと夢でも見てたんだ。

子どもには金がかかる。 私は子作りの消極的だったが、妻はそうじゃなくてね。 なんていうか。 育ちがいいせいか、あまり経済観念がないんだ。 講師業だけで家族が養えるはずがない。 それがわからないんだな。

夢中で戦った。 家族のためにね。 君はなんのためにディールをしてるんだ?

わかりません。 探してるんです。 何のために戦うのか。

自分探しってヤツか。

…さあ…。

目的がある人間が強いなんてのは、やっぱり嘘っぱちなんだな。 君のような人間に負けた。

でも…、勝ったって言えるのかどうか…。

勝ったんだ。

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たぶん、目的というものを勘違いしてたのだろう。

> 私は子作りの消極的だったが

この台詞が、それをよく表していると感じた。

そして、目の前の勝ち負けしか見えなくなっていく…。

げに恐ろしいことよ。

灯台下暗し」

いや、それとは真逆か。

こういうときって、なんていうのかな?

「馬の前に人参」…とか?

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負けたら終わりだぞ。 すべて終わりだ。

うちの親父は自殺したんです。 金融街で…破産して…。

そうか…。 でも、お父さんの気持ちはわかるよ。 とてもよくわかる。 どこかおかしいと思わないか? ミダスマネーは未来を担保のして支払われる。 未来という概念があまりにも漠然としているので、私はあまり深くは考えなかった。 目の前の生活に追われていたからだけど、破産してはじめてわかったよ。 その意味が…。

夢だよ。 きっと夢でも見てたんだ。

あ… どうすりゃいいんだ。 人をひどい目に遭わせるのも、 自分がひどい目に遭うのも、とっちもイヤだよ。

でも生きていくということは、所詮だれからも奪ったり奪われたりしていくようなものだからね。 

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絶望したときって、そう考えちゃうかもね。

 ...( = =) トオイメ

執着しすぎると、失ったとき辛くなる。

でも、心の拠り所がないと生きてイケない。

じゃ、どうすればいいのよ。

とりあえず、すべてのモノから距離を置いてみた。

そうして得たボクの答えは…。

失ったときのリスクも含めたすべてを○○る。

たぶん、そんなんじゃないかと、朧気に感じてる。

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これ以上、周りの人を不幸にしたくないんだ。

C 第4話 「CONVERSION (転換)」 より。

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ちょっと思い出したこと。

愛の段階@カンナ☆彡ワールド

1.受け取るだけの愛
2.条件付の愛(Take and Give)
3.条件付の愛(Give and Take)
4.無条件の愛

この第三段階目が、商売の基本と似てて、追加しました。

でもこれ、商売の基本とは言っても、見かけ上のもの?

ずっと違和感があったんですよね。

ボクらは、いったい何を与えて、何を受け取っているのだろうか。

そのことにさえ気づけば、自ずと答えも導かれていくのだと思う。

まずは自分の足元を、目の前のことに集中して、ガンバレ!