旅は出会い?

最近、共感した言葉。  「旅は出遭い」

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私が旅を愛する理由はたくさんあるが、大きな理由の一つは、旅はさまざまなトラブルに遭遇させてくれるからだ。

順風満帆はそれはそれで楽しい。 だが、不思議なことに、後になってしょっちゅう思い出すのは、とんでもないアクシデントに見舞われた旅のほうなのだ。

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富士山麓の駐車場で鍵をさしたまま車のドアをロックしてしまったことがあります。 うちの両親が慌てていたのを、当時はまだ4歳だったボクが覚えています。 結局、係りの人にお願いして、ドア窓の上に開いてた隙間から、針金のようなものを差し込んで開けてもらいました。

ボクは、ずっと「旅は出会い」だと思ってました。 人に出会い、美味しいものに出会い、好きなものに出会う。 そのハズだったのに…、いつの間にか楽しめなくなっていた自分が居たんですよね。

いろんな荷物を背負いながら、ガイドブックと地図や時刻表ばかりを気にして…。 事前に調べておいた決まったルートを辿るだけ。 耳にイヤホンをあて音楽を聴きながら、周りの景色を見てても頭の中を過ぎていくだけ。 馬の耳に念仏状態。 誰とも話さずに旅行が終了とか良くありました。 旅行気分を味わっていただけだったのかも? なんだかねw

普段、経験しないようなトラブルと出遭い、未知との遭遇。 それらを今までの知識と経験とを駆使して解決したり楽しむことにこそ、旅の醍醐味があるのかもしれません。