人生とは…。

『人生とは出会いである。』 出会うのは人であったり、動物であったり、本であったり、言葉であったり、風景であったり、食べ物であったり、仕事であったり、建物であったり、風であったり、匂いであったり、空気や水であったり…。 その人によってさまざまです。 自分の心を揺さぶる『何か』に出会えたときこそ、人が変わる瞬間なのかも知れません。

実際に人が変わってきたと実感するのは、出会ったときの感動を、その想いを自らの行動に移してときなんでしょうけれど…。 それはすなわち、自分の内側から外側へ働きかけたときであり、自分の想いを何かしらの形で表現しはじめたときです。 出会いは単なる切っ掛けに過ぎないと言う人もいます。 受身的で嫌だという人もいます。 でも、心の扉を開ける鍵なのは間違いありません。今まで気づかなかった景色を見せてくれるのですから。

一生のうちで、そんな心が揺さぶられる瞬間にどのくらい出会えるのだろう? ふと考えてしまうことがあります。 不安に思うこともあれば、わくわくすることもあって、それも若さなのかなって思っています。

ボクは最近まで、自分探しをしていました。 いや、今もその途中なのかもしれません。 自分とは何なのか? ずっと答えが出ないと思っていました。 でも、ある人の言葉と出会ったことで、パズルのピースが埋まるがごとく、少しずつ、頭のモヤモヤがすっきりとしてきたように思います。 その答えのひとつが『出会い』でした。

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自分探しについて、ボクのボクなりの見解を、ここに残しておきます。

『自分とは自分に関係する物の集まりである。』 すなわち、自分探しとは自分と関係してる物を見つけ出していくこと。 自分は何が好きで、何が嫌いなのかをひとつひとつ見極めていくこと。 自分がどんなものに癒され、どんなものに感動し、どんなものを不快に感じ、どんなときに限界を感じるのか、などをひとつひとつ感じていくこと。 さまざまな出会いを通して、自分の中から沸きあがった感情をひとつひとつ整理整頓して行くこと…。 それを繰り返していくことで、自分というよくわからない奴の姿が、少しずつおぼろげに形作られていくのやと思います。

そして不思議なことに、それらの感情は自分が成長するたびに変わって見えてきます。 同じ場所であっても、時間帯や季節によって見える景色が違ってくるように、自分が変わるだけでもまったく違う景色となって目の前にあらわれて来やがるのです。 それは、今までモノクロだった世界が一気に色づいてしまうほど、とてもとても不思議な体験でした。

自分探しをはじめるのはいつからでも遅くはないんでしょうが、一番最適なのは身体が成長し続けてる年頃、思春期の頃かなって思います。 その頃に、ボクはニート期間なるものを取ることを推奨しています。 高校卒業後の1年間とか、社会的に設けてみるのも面白いんですが、今の日本ではなかなか難しいのかも知れません。 ボランティアが授業の単位になる時代ですから(笑) これ、確かに面白い視点ではあるんですけどね、何かがズレてるなって感じています。 暗く沈んみがちな今の日本だからこそ、そんな『社会的に何もしなくていい時期』ってのが必要なのかも知れません。

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ちょっと脱線しちゃいましたが。

あなたは自分探しをしたことがありますか? そして、もし自分を見つけたよって人は、どんな自分を見つけましたか? 良かったら教えてください。