日本の検察って…?

28日、朝日新聞朝刊の声欄に興味深い投稿があったので紹介します。

疑問だらけの公設秘書起訴(地方公務員、北海道、58歳)

民主党小沢代表の公設秘書が、政治資金規正法違反の罪で起訴された。だが、同法は寄付行為者の報告は義務付けているものの、資金提供者の報告までは義務付けていないと解釈する。
その意味で、たとえ資金を出しているのが西松建設だと秘書が認識していたとしても形式犯の域を出ず、金額も法の範囲内で、記載訂正で済むはずのものだ。なぜいきなり逮捕・起訴になるのか私には理解できない。
一方、西松側からの献金が利益供与を期待した、小沢氏への贈収賄であるかのような報道がなされているが、そもそも見返りを期待せぬ企業献金などありえない。西松からは多くの与党議員も献金を受けているのだ。
さらに、他のゼネコン・企業で献金をしていない所などあり得ないし、その大半は与党・自民党に渡っている。今回の献金を「わいろ性の濃い献金」と検察幹部が言うのなら、それは他のゼネコンの献金も同じである。こうしたことは私のように地元市役所で建設行政に携わっている者でなくても常識と言えよう。
自・公政府による失政が相次ぎ、政権交代が確実視されている総選挙直前に、投票行動に影響力を与える逮捕・起訴が行われた。しかもほとんどの企業献金が与党に流れている中、野党党首のみがターゲットになった。検察の公正中立が大きく疑われる事件である。